スター・ウォーズのエピソード3.5と呼ばれる「ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を見てきました。
ストーリーは、エピソード4でレイア姫がなぜデス・スターの設計図を持っていたのか、なぜデス・スターの弱点を知っていたかという点にフォーカスした内容です。
感想は十人十色だと思うので、これが正解とかはないです。
まずは予告動画をどうぞ。
・ローグワン予告動画
・ストーリー詳細(ネタバレ)
1.ジン・アーソの幼少期
物語は主人公のジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)が幼少期の頃の話からはじまる。
ある日、帝国の高度武器研究の長官オルソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)がアーソ家族の元にやってくる。
ジンの父親であるゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)は元帝国軍の研究員であり、究極兵器の開発のため帝国に戻ってこいと誘われる。
ゲイレンは妻ライラ・アーソ(バレン・カネ)が死んだという嘘をついて抵抗するも、ライラが銃をもって出てきたため意味がなくなる。何故出てきたのか。。出てこなければ死なずに済んだというのに。
ジンはライラに言われて隠れ家にこもる。騒動が済むと、ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)に拾われる。
2.反乱軍への参加
時は過ぎ、大人になったジンは帝国にとらわれていた。ある日輸送されていると突如反乱軍に輸送船が襲われ、ジンは脱出の機会を得る。
だが、誰が侵入してきたかは分からないため、ジンは侵入してきた奴らも蹴散らすも、輸送車の外にいたマシーンK-2SO(声:アラン・テュディック)に一撃でのされる。
気がつくと、反乱軍のアジトであるヤヴィンにいた。
反乱軍がジンを連れてきた理由は、ジンの父親であるゲイレンが帝国軍の研究員だからであった。帝国軍が極秘で作っている究極兵器を破壊するために、反乱軍はゲイレンを討とうとしていたのである。
ただ、ゲイレンの居場所はジンも分からない。そのため、異なる反乱軍であるソウ・ゲレラよりゲイレンの居場所を聞き出すことにした。
ソウ・ゲレラの元に帝国軍のパイロットがきており、ゲイレンのメッセージを持っていることが分かっていたからだ。
ジンは帝国軍のキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)とK-2SOと共にジェダへ行く。この時キャシアンはドレイヴン将軍(アリステア・ペトリー)からゲイレンを殺せとの指示を受けていた。
3.反乱軍メンバーの集結
ジェダの街で情報収集をしていると、ソウ・ゲレラの部隊が帝国軍を攻撃し始める。ジンとキャシアンは戸惑うも、ひとまずその場を凌ぐことで精一杯であった。
そこに救援が登場。ジェダの市場で見かけたチアルート・イムウェ(ドニー・イェン)とベイズ・マルバス(姜文)であった。
チアルートはフォースとジェダイを信じてやまない僧侶であり、盲目であった。盲目ではあるが、魚沼宇水ぐらいの戦闘能力はもっていた。
ベイズはブラスターと呼ばれる大きな銃をもつガンナーである。
4.ソウ・ゲレラとの再会
ジェダの街で一悶着していると、ソウ・ゲレラの部隊にジン、キャシアン、チアルート、ベイズは捕まってしまう。ソウ・ゲレラはジンの育ての親的存在であったが、ジンが16歳の時に行方をくらましたらしい。
話したいことは山ほどあるとソウ・ゲレラは言うが、ジンはゲイレンの場所が第一に知りたい。すると、ソウ・ゲレラは帝国軍のパイロットからのメッセージを再生する。
メッセージはゲイレンのホログラムであり、帝国軍が作った究極兵器はデス・スターと呼ぶことと、ゲイレンはデス・スターに弱点を仕込んでいるという内容であった。
そして、ジンのことをスターダストと呼んだ。ジンは幼少期にスターダストと呼ばれていた。ジンは父からのメッセージにしんみりするも、直後デス・スターからジェダにレーザーが放たれる。
その威力は想像を絶し、星ごと破壊する力をもっていた。
5.ジェダからの脱出
その頃、ジン以外のメンバーは牢屋に入れられていた。隣の牢屋には帝国軍のパイロットであるボーディ・ルック(リズ・アーメッド)がとらわれていた。ゲイレンからのメッセージをもってきたやつである。
デス・スターキャノンの爆風より牢屋の錠が外せるようになり、キャシアン一行はジンを連れて外に向かう。キャシアンはK-2SOに飛行機を手配しており、なんとか爆風に巻き込まれず脱出に成功。
ソウ・ゲレラは爆風に巻き込まれて亡きものとなった。
6.非道なクレニック
ジンたち一行は一度反乱軍の秘密基地に帰ろうと思ったが、キャシアンはドレイヴン将軍からそのまま任務を続行せよとの指示を受ける。さらに長官はゲイレンの元へ反乱軍の戦闘機を送った。
一行はゲイレンの研究施設がある、イードゥに向かう。
研究施設の近くに着陸し、キャシアンはボーディを連れて偵察にいった。
ここでキャシアンの狙撃銃のロックが解除されていることをK-2SOが何気なく言うと、ジンもゲイレンの元へ向かう。チアルートとベイズも後に続く。
偵察にいったキャシアンたちは、すぐにゲイレンの姿が見えた。キャシアンはここで見張っておくといい、ボーディをその場から退けようとする。ここでゲイレンを撃つ気なのだ。
ゲイレンの元にはクレニックがきていた。反乱軍へメッセージを送った犯人探しにきたのである。研究員を一列にならべ、誰がやったんだ?と尋問する。
答えないと全員が死ぬことになるぞと脅すと、ゲイレンは俺がやったと証言する。するとゲイレン以外の研究員は撃たれてしまった。クレニックは嫌なやつである。
7.再開するとやられる罠
キャシアンはゲイレンを撃つ機会が何回かあったが撃てなかった。いくら将軍の命令だとしても、ジンの父親だからである。そこにジンが対岸のゲイレン近くまできていることに気づく。慌てて将軍に戦闘機の射撃命令を解除するよう言うも、時すでに遅し。
反乱軍の戦闘機がやってきて、クレニックとゲイレンのいる場所に射撃する。辺りは混沌と化しクレニックはタイファイターを出動させ応戦する。
反乱軍の攻撃によりジンの意識は少し飛んでいた。ゲイレンは瀕死であった。ジンが意識を取り戻すと、久しぶりの親子の再会となる。ゲイレンはジンを「スターダスト」と呼ぶ。
デス・スターの弱点はリアクターにあり、一基破壊すれば連鎖で破壊されるという弱点を持っていた。リアクターの正確な位置を把握するためには、帝国からデス・スターの設計図を奪う必要がある。
帝国からデス・スターの設計図を奪うんだ。。という言葉を最後にゲイレンは息を引き取った。ジンは呆然とするが、キャシアンがジンに追いつき脱出する。
8.怒りのはけ口
貨物船に戻ると、ジンとキャシアンが口論になる。はじめからゲイレンを殺す気だったんだろう?とキャシアンは責め立てられる。キャシアンとしても、命令は受けたが結局は手を下していないと反論。
生まれてこの方反乱軍で活動しているキャシアンとしては、長官の命令は絶対だった。にも関わらず命令に背いたのにこの言われよう。ジンさん、あんた何様だよ。
反乱軍のアジトに戻ると、作戦会議が開かれる。反乱軍は「希望」だけを頼りに活動している。今この瞬間には僅かな希望なあるにも関わらず、お偉いさん方は動かない。評議会の許しを得ないと何もできないという。
結局は誰かに頼りたいだけである。自分で行動していく勇気はないのだろうか。
会議の決定はどうであれ、ジンは行動する。ジン、チアルート、ベイズ、ボーディの4人で突撃するしかないと考えていたが、そこにキャシアンとその仲間たちが現れる。我々も手伝うと。ジンの顔に初めて笑顔がこぼれる。
9.ローグワン発進!
一行は貨物船に乗り込み出発しようとするが、管制塔よりどの命令で出発するんだと聞かれる。ボーディはおどおどしながら考え、ロ、ローグ…ローグ・ワンと答える。
ただ、部隊あってのローグ・◯◯なので、1機だけでローグなんとかというコードは通常使われない。結局は飛び立つため、そんなコードはどうでもいいのである。(エピソード5ではルーク・スカイウォーカーがローグ・ワンだった)
デス・スターの設計図がある星スカリフにはバリアが張られており、出入り口は1箇所しかなかった。帝国軍から奪った貨物船であったため、何とかバリアを通過することに成功。
無事にスカリフに着陸すると、設計図を奪う部隊としてジン、キャシアン、K-2SOが、陽動部隊としてチアルート、ベイズ、その他面々が、貨物船にはボーディが残った。
10.スターダストクルセイダース
ジンたちは帝国軍の服を奪い難なく建物内に侵入する。陽動部隊はあちこちに爆弾を仕掛け、帝国軍に敵は多数いると錯覚させるようにした。
ここで気になるのが、どうやって手に入れた情報を持ち出すかである。キャシアンはボーディと連絡をとり、建物頂上の電波塔から宇宙にいる反乱軍に情報を渡す算段をした。
ジンたちが機密文書保管庫の前までくると、作戦が決行。陽動部隊が仕掛けた爆弾があちこちで爆発し、それを見たクレニックが憤慨する。同時に星の出入り口にあるバリアを閉じるよう命じる。
バリアが閉じたことでジンたちに問題が生じる。バリアがあると情報を宇宙に発信できないのだ。キャシアンはボーディになんとかしろと伝える。なかなかの無茶振りである。
陽動作戦が上手くいくと、ジンたちは機密文書保管庫に入りデス・スターの設計図を探す。膨大な数の文献が保管されているため、どのコードがデス・スターの設計図なのか分からない。
しかもデータはコードごとに物理記憶媒体に収められているため、ロボットアームを操作して取り出す必要があった。
ここでジンは父の言葉を思い出す。スターダスト。そう、それがデス・スターの設計図が収められているコードであった。
11.K-2SO有終の美を飾る
保管庫の入り口でK-2SOはひとり戦っていたが防戦一方であった。スターダストという合言葉でなんとかデス・スターの設計図がある記憶媒体の位置が判明するも、敵兵の数が多くなり戦況は悪化した。
K-2SOはこれ以上は無理だと判断し、保管庫を完全にロックして敵兵と応戦した。だが敵兵の数が多すぎてK-2SOは破壊されてしまう。K-2SOは完全に人間としての仲間であった。思わずロボットに感情移入してしまう。
キャシアンは異変に気付きK-2!と叫ぶも、今は任務が最優先である。
12.任務完了まであと一息
陽動作戦をとっていた外の部隊は、人数が少ないためジリ貧の状態であった。敵にはAT-ATなどの走行兵器なども現れ苦戦していたところ、反乱軍の援軍戦闘機が到着しなんとか持ちこたえていた。
反乱軍の攻撃により建物の電気系統が麻痺し、設計図の記憶媒体まで自力で取りに行くこととなった。ジンとキャシアンは記憶媒体までたどり着くと、頭上にクレニックが現れ発砲される。
キャシアンが応戦するも、クレニックの攻撃によりキャシアンは少し下に落ちて気を失う。ジンはクレニックが攻撃できない位置に移動して先に進む。
なんとか頂上の電波塔までたどり着き、記憶媒体をセットし情報を発信しようとする。
13.チアルート、ベイズ、ボーディの最期
一方、反乱軍の地上部隊は、ボーディを先頭に貨物船の通信を宇宙にいる反乱軍に伝えるための行動をしていた。それには近場のコントローラと貨物船を有線ケーブルでつなぎ、マスタースイッチと呼ばれるスイッチを押す必要があった。
マスタースイッチの近くにはチアルートとベイズがいたが、敵兵の攻撃が激しく身動きが取れなかった。しかし、そこでチアルートが動き出す。
フォースとともにあらんことを、フォースとともにあらんことを、フォースとともにあらんことをと念仏を唱えながらマスタースイッチに近づく。なぜか敵兵の攻撃は当たらない。
マスタースイッチまで到着したチアルートはスイッチを押したが、そこで敵兵に撃たれてしまう。慌ててベイズも飛び出しチアルートの元に駆け寄る。ここでベイズがフォースの偉大さに気づく。
ベイズもフォースとともにあらんことをとつぶやきながら敵兵をバッサバッサ倒していく。だが、多勢に無勢であり、ベイズも倒れてしまう。
マスタースイッチが押されたため、ボーディは宇宙にいる反乱軍と通信が可能となった。バリアを壊してくれ!と叫ぶボーディ。反乱軍モン・カラマリ種のラドゥス提督がメッセージを受け取り、ただちにバリアの破壊にかかる。
なんとかメッセージが伝わった瞬間、ボーディが乗っていた貨物船が破壊され、ボーディもろとも塵となる。
14.そして誰もいなくなった
宇宙ではハンマーヘッドシャーク型の艦船で帝国軍のスター・デストロイヤーに突撃し、スター・デストロイヤー同士を衝突させ、かつ2基をバリアに衝突させて破壊した。これで設計図の送信が可能となった。
ジンは設計図の送信のためのスイッチを入れようとすると、目の前にクレニックが立ちはだかる。お前は敗北していると言うが、そんなことはどうでもいい。
クレニックに撃たれる瞬間、キャシアンが背後からクレニックを撃ち倒れる。ジンはすかさず通信のスイッチを入れデス・スターの設計図が送信された。ラドゥス提督は設計図を受け取る。反乱軍の希望が繋がった。
クレニックはまだ生きており、ジンはとどめを刺そうとするもキャシアンに止められる。二人はその場を後にする。
ここでクレニックは空を見上げると、デス・スターの銃口が自分の方に向いていることに気づく。グランド・モフ・ターキン提督(CG)が発射命令を出し、スカリフに着弾した。
スカリフに着弾してから数秒、ジンとキャシアンは砂浜で着弾地点を見上げていた。美しい砂浜であった。デス・スターの設計図は誰か受信したかな?と。きっと受信したさとキャシアンが言う。
二人は揃って爆風に巻き込まれて絶命する。
15.希望はつながる
ここでデス・スターの設計図を受け取った反乱軍に緊張が走る。ダースベイダーが艦隊に攻め込んできた。ダースベイダーはライトセイバーとフォースを使い、反乱軍を蹴散らす。勝てるはずもない。
かろうじてデス・スターの設計図をもった要員が脱出船に乗り込み、反乱軍は設計図の奪取に成功する。脱出船にはレイア姫(CG)も乗っており、エピソード4へと続く。
・キャストについて
CGや声だけの人もおり、キャストが気になりましたのでまとめます。帝国軍のお偉いさんやら、反乱軍のお偉いさんやらよく知らない人物も多々いますね。
ターキン提督のCGはやっぱりCGでしたね。かなりリアルではありますが、人間の動きには見えませんでした。レイア姫も違和感があると思います。
- ジン・アーソ:フェリシティ・ジョーンズ
- ジン幼少期:ボウ・ガドドン?(Beau Gadsdon)
- ゲイレン・アーソ:マッツ・ミケルセン
- ライラ・アーソ:バレン・カネ
- キャシアン・アンドー:ディエゴ・ルナ
- k-2SO:アラン・テュディック
- チアルート・イムウェ:ドニー・イェン
- ベイズ・マルバス:姜文
- オルソン・クレニック:ベン・メンデルソーン
- ソウ・ゲレラ:フォレスト・ウィテカー
- ボーディ・ルック:リズ・アーメッド
- ベイル・オルガナ:ジミー・スミッツ
- ドレイヴン将軍:アリステア・ペトリー
- モン・マスマ:ジェネヴィーヴ・オーライリー
- メリック将軍:ベン・ダニエルズ
- ラドゥス提督:ポール・ケイシー(声:ステファン・スタントン)
- ドドンナ将軍:イアン・マッケルヒニー
- バスパー上院議員:ファレスファレス
- ジュベル上院議員:ジョナサン・アリス
- パムロ上院議員:シャロン・ダンカン・ブルースター
- ダースベイダーの声:ジェームズ・アール・ジョーンズ
- メルシー軍曹:ダンカン・パウ
- トロン卿:ジョーダン・ステファンズ
- レッドリーダー:ドリュー・ヘンレイ
- ゴールドリーダー:アンガス・マッキネス
- レイア姫:イングヴィルド・デイラ
- グランド・モフ・ターキン提督:ガイ・ヘンリー
- C-3PO:アンソニー・ダニエルズ
- ラムダ将軍:リチャード・カニングハム
- コルシン将軍:マイケル・シェファー
- アデマ中尉:ジャック・ロス
- カシド中尉:ルーファス・ライト
- ゴーリン提督:マイケル:ゴールド
・撮影場所について
地球上のどこにこんな場所があるのかなーと気になりますよね。
- 惑星イードゥ:アイスランド レイニスドランガ
- 惑星スカリフ:モルディブ
- 惑星ジェダ:ヨルダン ワディ・ラム
・最近ゲームアプリがリリースされました
つい先日、「スター・ウォーズ:フォース・アリーナ」というゲームアプリがリリースされました。
タワーディフェンス系のゲームで幅広い戦略が楽しめます。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のキャラも登場しますよ。
興味がある方は以下の記事をご覧ください。
・まとめ
予告からだとチアルートはジェダイなのかな?と思っていました。結果としては肉体的にはジェダイではありませんでしたが、精神的には確実にジェダイでした。
見ていて思ったのが、スターウォーズというよりは戦争映画に近いなと。味方が全滅するという衝撃的な最後は、戦争の悲惨さを物語っています。
エピソード4で何気なくレイア姫がもっていたデス・スターの設計図に、名もなき勇者達のとてつもない戦いがありました。ジェダイなき時代に帝国に抵抗するにはとてつもない勇気が必要です。
希望だけで生きているというのはあまり感心しませんが、行動がともなっていれば話は別。ジンのように常に前向きに生きていたいですね。
以上、「映画『ローグ・ワン』スターウォーズエピソード3.5で名もなき勇者達の戦いがあった」の記事でした。
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