2016年11月23日(水)より、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(原題:Fantastic Beasts and Where to Find Them)」の映画が公開されました。
ハリー・ポッターシリーズを書いたイギリスの小説家J・K・ローリングが原作者であり、全5部作の予定です。
ハリー・ポッターが完全に無関係ではなく、ハリー・ポッターが登場する以前の話(70年前らしい)となります。
作中にはハリー・ポッターのテーマ曲や、ダンブルドアの名前も出てきます。ジョニー・デップもね。
それではネタバレレビューをどうぞ。
0.ファンタ・ビ予告動画
1.スキャマンダー凱旋
物語は動く新聞からはじまり、その中で闇の魔法使いであるゲラート・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が姿をくらましたというニュースが書かれていた。
場面はかわり、魔法動物学の研究書を執筆中のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が、イギリスからニューヨークに渡航してきた。
ニューヨークでは魔法動物の飼育は違法になっていたが、ニュートはカバンに入れて密輸入してきたのである。
これがバレたらすぐムショ行きになってしまうので、魔法でカバンの中身を変えてその場をやり過ごした。
ニューヨークに入ると銀行の前でメアリー・ルー・ベアボーン(サマンサ・モートン)というおばさんが演説をしていた。彼女は魔女や魔法使いを根絶しようとしているセカンド・セイラマーズのリーダーであった。
ニュートが演説を聞いていると、何かがおかしいことに気づく。自分のカバンから密輸入した魔法動物が逃げ出したのだった。
2.パン屋への出資かもん
逃げ出した魔法動物はニフラーと呼ばれ、見た目はハリネズミみたいなかんじで光るものを集める習性があった。逃げ出した場所が最悪で、銀行には光る硬貨が無数に存在した。
ニフラーはお客のカバンからも光るものを奪ったりするため、ドロボウに飼いならされたらとんでもないことになる。ふと、しげちーのスタンドであるハーヴェストを思い出した。
ニュートはニフラーを追って銀行の中に入ると運命的な出会いをする。パン屋を作るため出資の相談にきたジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)であった。
コワルスキーは普通の人間であるが、誰にでも好かれやすいという特殊能力をもっている。
コワルスキーが座っていたベンチにニュートが座り、ふたりは雑談をする。少し話していると、ニュートはニフラーを見つけたためベンチをあとにする。
すると、コワルスキーはベンチに変なタマゴがあることに気づく。ニュートにタマゴ忘れているよと言うも、ニュートの耳には届かなかった。
仕方なくコワルスキーはタマゴをポケットにいれ、出資の面接を受ける。パンやドーナツを見せるも、いまや機械で大量生産できるためそんなの必要ないだろ?と言われ出資は破断する。
3.魔法使いに金庫は無駄無駄
コワルスキーがとぼとぼ歩いていると、タマゴがいまにも孵化しようとしていた。目の前にニュートが登場したため、孵化しそうだと叫ぶと、ニュートは魔法でコワルスキーを呼び寄せた。
呼びよせると同時に、ニュートは空間移動術で銀行の奥に転移し、タマゴのからを破っている何かの動物を見守った。もちろんコワルスキーは何が起きたか把握できていない。
階段を降りると、ニフラーが金庫に入ろうとしているところを目撃する。あわててニュートが金庫の前にいくも、ニフラーは金庫の中にするりと入ってしまった。
ニュートは魔法で金庫をさくっとあけて、ニフラーを捕まえに行く。外でコワルスキーがポカーンとしていると、銀行の警備員に見つかってしまう。
なんとかニフラーを捕まえたニュートは、コワルスキーを連れて銀行の外に転移する。この転移が本作では何回も出てくるのですが、これがカッコいいのです。
魔法使いは人間をノー・マジと呼び、ニューヨークでは魔法について知られたらオブリビオン、もといオブリビエイト(obliviate)にて記憶を消す必要があったが、ニュートは知らなかった。
ニュートはコワルスキーと別れると、アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)のポーペンチナ・”ティナ”・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)が現れ、魔法動物の輸入は非合法だと言いニュートは魔法議会に連れて行かれてしまう。
4.なんたる野心家
ティナはニュートを犯罪者だとののしり魔法議会に連れて行ったが、実はティナは配属が変わっており、なんであんたそんなことやってんのよぐらいの勢いで上官であるセラフィーナ・ピッカリー(カルメン・イジョゴ)にあしらわれた。
しばらくすると、上官の中のひとりパージバル・グレイブス(コリン・ファレル)がティナの前にきたため、ティナはニュートのカバンを開ける。
だが、そこにあったのはパンとドーナツであった。コワルスキーとニュートのカバンは似ていたため、コワルスキーが持っていったのだとニュートはすぐに確信する。
5.男子禁制
ニュートとティナがコワルスキーの家の前につくと、時すでに遅し。コワルスキーは自分のカバンの異変に気付き開けてしまったのだ。
中から透明な何かやニフラーなど様々な動物が逃げ出してしまい、家はボロボロに崩壊してしまった。
あちゃー一歩遅かったかと思ったニュートであったが、ささっとカバンの前に行きまずフタを閉めた。その後、ティナが来る前にコワルスキーの家を直し、数匹逃げ出したことをティナに説明する。
するとティナは一旦家に来てと言い出し、ニュートとコワルスキーはティナの家にやっかいになる。ニュートはすぐにでも探しに行きたかったが、タイミングを見誤った。
ティナの家は男子禁制であった。が、そんなことはどうでもよく、家には妹のクイニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)がいた。非常に魅力的な女性であり、コワルスキーはメロメロメローになる。
魔法の調理は主婦必見で、一切電気やガスを使わないすぐれものである。とても家計にやさしい。
ニュートとコワルスキーが別の部屋で寝ようとすると、ニュートはすぐにカバンの中に入ってしまった。あぜんとするコワルスキーであったが、ニュートはコワルスキーを呼んだ。
6.コワルスキーの順応力
カバンの中には広大な自然が広がっており、様々な魔法動物がいた。コワルスキーが守ったタマゴは無事にかえっており、オカミーと呼ばれるヘビみたいな動物だった。
ここでもコワルスキーの能力が発揮され、どの動物ともすぐに適用してしまった。
だが、ただひとつヤバイ動物がいた。動物というかなんというか暗黒物資みたいなやつで、名をオブスキュラス(Obscurus)という。形は黒い雲みたいなかんじで、完全にまぜるな危険と貼っておくべき物体である。
7.魔法動物捕獲作戦
ここでニュートとコワルスキーは逃げ出した動物を追う。
一匹目はニフラーで、宝石店にいたためサクッと回収。
二匹目はエランペントと呼ばれるサイみたいなの動物であった。セントラルパークの動物園におり、サイに求婚していたところを一発キャッチ。いや、二発キャッチ。
三匹目は脅されると姿が見えなくなるデミ・ムーア、もといデミガイズ。姿が見えないため、情報を得るために魔法の酒場にいく。
そこには情報屋のナーラック(ロン・パールマン)がおり、ニュートがもっていたボウトラックルと交換条件でデミガイズの情報を教えてくれるのであった。
交換した矢先に魔法議会の連中があらわれ現場はパニックに。混乱に乗じてボウトラックルを回収し、ニュートたちはその場を立ち去った。
ナーラックの情報よりデミガイズを追いかけていると、そこにはデミガイズだけでなくオカミーもいた。逃げ出したことを知らなかったのである。
オカミーの好物?であるゴキブリをポットに入れ、ポットに封じ込める作戦に出た。作戦は難なく遂行され、魔封波のごとくオカミーをポットに封じ込めることに成功。ちなみにオカミーは自分の大きさを自在に変えることができる。
飼っている魔法動物を無事に回収したところで物語は動き出す。ここまでがのぺーと長い。
8.矢部太郎
ある日、メアリーと養子のクリーデンス・ベアボーン(エズラ・ミラー)、モデスティ・ベアボーン(フェイス・ウッド・ブラグローブ)が新聞社を尋ねる。このクリーデンスが矢部太郎に見えて仕方がない。
しかしメアリーを連れてきたラングドン・ショウ(ローナン・ラフタリー)は、父親であるヘンリー・ショウ・シニア(ジョン・ヴォイト)に相手にされなかった。
クリーデンスについてもアメリカの上院議員であるヘンリー・ショウ・ジュニア(ジョッシュ・カウダリー)に悪口を言われ、クリーデンスの精神は崩壊しそうになった。
その後、ヘンリー・ショウ・ジュニア主催の新セーレム救世軍の集会が行われたが、演説しようとした直後に謎の透明生物が会場を襲い、ヘンリー・ショウ・ジュニアは帰らぬ人となった。
9.死刑執行
この件でニュートとティナは魔法議会に呼ばれ、グレイブスは魔法動物のせいだと決めつけていた。だが、ニュートがジュニアの遺体を見ると、オブスキュラスの仕業だとニュートはいう。
しかし、グレイブスはかたくなに魔法動物のせいといい、二人を死刑にする。そんなカンタンに死刑にできる権限をもっているというのか。
処刑所ではボウトラックルとスウィーピング・イーヴルの活躍により脱出に成功する。
10.矢部太郎覚醒
オブスキュラスを探してたグレイブスは、クリーデンスにその任務を任せていた。任務遂行のあかつきには、立派な魔法使いにしてやると約束をしていた。
時間も時間なので、グレイブスはクリーデンスを追い詰める。早くオブスキュラスを見つけろよと。グレイブスはモデスティがオブスキュラスでないかと思っていた。
そのため、クリーデンスにお前はもう用済みだと言い放った。そもそもクリーデンスは魔法が使える家系ではないらしい。
唯一信頼していたグレイブスに裏切られ、クリーデンスの怒りは爆発。オブスキュラスの力を発動させた。モデスティではなく、クリーデンスがオブスキュラスの力をもっていた。
11.黒幕はジョニー・デップ
実はオブスキュラスの力は10歳までしか通常は使えないらしく、それを越えると死んでしまうのが大半だというが、クリーデンスは特殊だった。10歳を超えても制御してきたのだった。
暴れ狂うオブスキュラス。
そこにニュートたちが到着。地下鉄の線路でニュートとティナがクリーデンスを説得するが、効果はいまいち。そこに魔法議会の闇祓いの連中が現れる。
闇祓いの連中がクリーデンス目がけて一斉に魔法を放つと、クリーデンスはあっけなく消滅してしまった。
ここでグレイブスの怒りが爆発する。てめぇらの血は何色だと。せっかく求めていたオブスキュラスに何してくれたんだと。
グレイブスは魔法議会の連中と対峙するも、ニュートに背中を見せたのが運の尽き。ニュートによって拘束されてしまう。そしてニュートはあることに気づいていた。
正体を暴く魔法により、グレイブスがある人物に変わっていく。なんと姿を隠していたグリンデルバルドであった。この時はじめて私はジョニー・デップであることを確信。
グリンデルバルドは連行される際に、ニュートに対して「覚えていろよ、絶対後悔させてやる」と捨てゼリフをはいた。ニュートは華麗にスルーする。
12.記憶のオールデリート
すべてが一件落着に思えたが、一つ問題が残っていた。この件はノー・マジである多くの人間に見られていたのだ。さすがにこれだけの人数の記憶は消せないとピッカリーは言う。
ここでニュートが飼っていたサンダーバードが役立つ時が来た。サンダーバードは雷を起こすことができ、それによって雨を降らせ、雨に記憶を消す魔法を仕込むことで記憶を消す算段であった。
それにより見事に見たもの全員の記憶を消した風になったが、傘をさしていたり屋内にいた人たちには効果はなかったはず。消し忘れがいるに50ペリカかけます。
美女と野獣のシーンとなり、ノー・マジであるコワルスキーの記憶も雨とともに消えてしまいます。が、ここで終わりではありません。
13.そしてエンディングへ
いつもと同じ日常に戻ったコワルスキーは、働いていた缶詰工場に出勤します。だが道中でニュートとぶつかりまたまたカバンが入れ替わります。
カバンの中身はオカミーのタマゴ。これを担保にして銀行に出資をお願いしたらというメモが挟んでありました。コワルスキーのパン屋は見たこともない動物の形のパンで大繁盛。クイニーが現れコワルスキーはほわわ~んとします。
最後はニュートとティナの別れです。
ニュートが魔法動物学の研究書を出版したら手渡しにきてもいい?とティナに言い、名残惜しんで船に乗ったところでエンディングとなります。
ちなみにニュートが書く本は、ホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」とのこと。
・まとめ
魔法というワクワク感はハリー・ポッターシリーズからたまらないのですが、本作も魔法の数が少ないです。もっとあれこれ使ってほしいというのが私の中ではあります。
新シリーズ一作目だからということもありますが、とにかく展開が遅い。特に動物を捕まえるくだりはダラダラしていて眠くなってしまいました。そこにそんな時間をかける必要はないのではと。
ファンタスティックビーストと言っているため、あくまで主役は魔法動物ということですかね。
空間移動術はカッコいいので、次回作に期待です。面白さは並といったところでした。
以上、「映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』ネタバレ 空間移動術がカッコいい」の記事でした。
話し口調を文で書いてるから分かりにくいし、変
だけど面白かったと言うのは、伝わった。
ファンタビ俺も7回見てるけどやっぱり飽きないね。
今日も見るつもりです
なんとか伝わったようでよかったです。
7回も見ているとは驚きですね。回数を重ねるごとに
あれやこれや見えてくるんでしょうか。