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映画【スーサイド・スクワッド】ネタバレ 人類兵器強すぎ

2016年9月10日より映画「スーサイド・スクワッド(SUICIDE SQUAD)」が日本で公開されました。

前回のDCコミックスの映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の続きの世界となります。スーパーマンがいなくなった世界で、圧倒的な相手と対峙するにはどうすればよいか。

そのひとつの方法として、「毒をもって毒を制す」的な考えで今回のスーサイドスクワッド(自殺部隊)戦法を取ることになります。果たして毒(悪党ども)で毒(真の悪)を制すことができるのか。

それではネタバレとともレビューします。

0.スーサイド・スクワッド予告動画

1.映画は刑務所からはじまる

既に投獄されているデッドショット(ウィル・スミス/フロイド・ロートン)とハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー/ハーリーン・クインゼル博士)の逮捕劇からはじまる。

デッドショットは暗殺稼業を営んでおり、2億ドルの案件に対応していた。無事にその案件が終わり、愛娘のゾーイと買い物をした帰りにバットマン(ベン・アフレック/ブルース・ウェイン)に遭遇し、バットマンを撃とうとしたところ娘に制止されあえなく捕まる。

ハーレイ・クインは精神科医ハーリー・クインゼル博士としてアーカム・アサイラム(精神病院)に務めていたが、ジョーカー(ジャレッド・レト)の担当をしてから彼女は狂ってしまった。

ある日ジョーカーは部下に病院を襲撃させ、病院から脱走した。その時クインゼル博士は囚われ、ジョーカーに洗脳されてしまう。そしてその洗脳は解けなくなり、ジョーカーのためには何でもするハーレイ・クインとなった。

ちなみにこの作品のジョーカーは「ダークナイト」のジョーカーと違い明るい。なんというか見た目もスマートでカッコいいのである。絶対に死ななそうな感じがする。

またまたある日、ジョーカーとハーレイ・クインがドライブしていたところ、バットモービルが颯爽と登場する。いつ見てもバットモービルはカッコいい。普通の高級スポーツカーでは逃げきれず、ジョーカーの車は川底へ落ちてしまう。ジョーカーは雲隠れしたが、ハーレイ・クインはバットマンに捕らえられる。

2.メタヒューマン「エンチャントレス」

続いて登場するのがエンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ/ジューン・ムーン博士)である。探検家のムーン博士が偶然見つけたのが、エンチャントレスが封印された人形だった。

ムーン博士は何の気なしに人形の首をへし折りエンチャントレスを解放してしまう。この展開どこかで観たことがあると思ったら、X-MENアポカリプスでもどこぞの探検家が封印されしミュータントを復活させてしまうという展開であった。

エンチャントレスはムーン博士を宿り木として体を奪い、ムーン博士が「エンチャントレス」と言葉を発するとエンチャントレスの姿になりかわる。ちなみにエンチャントレスは数千年前から生きている魔女として、メタヒューマンの種族にカウントされる。

ムーン博士は軍の管理下におかれ、リック・フラッグ大佐(ジョエル・キナマン/リチャード・フラッグ)と共に過ごすことになり、2人は恋に落ちる。

3.悪人よりも悪人

他に、キャプテン・ブーメラン(ジェイ・コートニー/ディガー・ハークネス)はオーストラリアで散々盗みを犯しアメリカにやってきたが、ヒーローでありメタヒューマンであるフラッシュ(エズラ・ミラー/バリー・アレン)に捕らえられる。

エル・ディアブロ(ジェイ・ヘルナンデス/チャト・サンタナ)は炎を操る力で犯罪に手を染めていき、ある日それが妻にバレてしまう。ついかっとなってしまい、妻も子供も殺してしまったディアブロは自首し、静かに死にたいと言い刑務所で過ごす。

キラー・クロック(アドウェール・アキノエ=アグバエ/ウェイロン・ジョーンズ)は突然変異でワニのような皮膚を持って生まれてきたが、その姿に人類は怯えるため下水道で暮らしていたところ、バットマンに捕らえられる。(ここ少し記憶が曖昧です。)

ちなみに本作ではワニというよりはカエルみたいな感じですね。ファンタスティック・フォーのザ・シングみたい感じ。心は絶対綺麗だと感じさせる出で立ちです。

最後にスリップノット(アダム・ビーチ/クリストファー・ワイス)です。銛(もり)をつけた縄を操る男で、特にこれといった感想もない小物です。

以上、今まで出てきた6名が政府組織 A.R.G.U.S.のトップであるアマンダ・ウォーラー(ヴィオラ・デイヴィス)によって集められます。その名もタスクフォースX。さぁ、どの太字の6名がスーサイドスクワッドでしょうか笑。

ちなみにタスクフォースXには表立って行動する「スーサイドスクワッド」と、スパイ行動を行なう「チェックメイト」という部隊があります。いずれ出てくるのでしょうか。

なぜ人間であるウォーラーがこれら犯罪者を集めることができたのかというと、悪人にも弱点があり、その弱点をついたからである。例えばデッドショットなら娘が弱点であるので、一緒にいる時にバットマンを向かわせ娘の前では撃たせないという人間の情に訴えて捕らえたり、エンチャントレスであればその心臓を人質?心臓質?にして従わせたりと、かなり無茶なことをする。

そういえばエンチャントレスの心臓はいつとったのでしょうか。心臓は納豆を巻いているような藁で包まれています。

ウォーラーは彼女なりの考えで、スーパーマン亡きあと、悪に対してどのように立ち向かえばいいのかを考えてきた。その結果がスーサイドスクワッドの結成である。その覚悟は生半可なものではない。彼女に容赦は一切ないのである。こえぇ。スリップノットなんざ小物に見えてしまうわけだ。

4.タスクフォースX計画の承認

ウォーラーは心臓を手玉に取ってエンチャントレスを操っていたが、そんなことは長くは続かない。ウォーラーは軍事会議で今回のタスクフォースXの計画を説明する際に、ムーン博士の状態のエンチャントレスを連れてきた。

悪党の寄せ集めを部隊として使用するなど、到底容認できるものではないため、実際にその実力を見せるために連れてきたのである。

ムーン博士がエンチャントレスになり、軍が喉から手が出る程欲しがっていた敵国の極秘ファイルを、エンチャントレスが一瞬の間に盗んできてみせた。これでタスクフォースXの計画が承認されたのである。

ただ、この時にウォーラーはエンチャントレスの心臓をチラつかせてやれと命じたが、心臓はいつもウォーラーが持っているということをエンチャントレスに気づかせてしまった。

まぁそんなとんでもない能力を見せつけられたらそうなりますよね。ただ、はるかに格上の相手を脅して制御しているようじゃいつまでも従うわけはありません。どうなるかは目に見えているでしょうに。ミスターサタンじゃないと無理です。

5.エンチャントレス弟の復活

軍事会議で自分の心臓の在り処が分かったため、フラッグ大佐が寝静まった夜に(ムーン博士とフラッグ大佐は一緒に住んでいる)エンチャントレスが動き出す。

エンチャントレスがウォーラーのもとに瞬間移動して心臓を取り返そうとするも、心臓が入ったケースは近づくとセキュリティが反応して爆発?するらしい。

チートキャラなのにこの辺は手が出ないというのが謎。そんな人間のセキュリティなどさくっと解除して取り出せると思うのですがね。それか物だけ瞬間移動させるとか。まぁ物語上仕方がないということで。

心臓を取り出せないと分かったエンチャントレスは、弟の封印を解いて助けを求める。弟も姉と同じように人間の体を奪い取って我がものとしてしまう。

弟は開放されて間もないため腹が空いているのか、地下鉄で人間を吸収し始める。何人かの人間を吸収すると、弟は本来の力を取り戻し地下鉄で電車を壊したりやりたい放題することとなる。

6.エンチャントレスの暴走

弟が暴走し始めると、エンチャントレスはムーン博士に戻りフラッグ大佐のところに帰る。

街で怪物が暴れていることをウォーラーが知ると、討伐のためにフラッグ大佐とムーン博士を向かわせる。2人が地下鉄にきてフラッグ大佐が爆弾を仕掛けていると、ムーン博士はいつの間にかエンチャントレスの姿になり、弟のところに瞬間移動してしまう。

やられた!と気づいた時にはもう遅く、ウォーラーは持っていたエンチャントレスの心臓を突き刺すも、弟の力によりエンチャントレスは何とかとどまる。

エンチャントレスは昔は人間に神と崇められていたが、今では道具に過ぎず、神は機械であることを悟る。中々の偏見をお持ちのようで。

7.スーサイド・スクワッドの出動

ウォーラーはスーサイドスクワッドのメンバーを操るために、それぞれの首にナノ爆弾を仕込んだ。スマホの操作一つで爆弾が作動し首が飛ぶという仕組み。ここでも脅しにより制御している。

スーサイドスクワッドの初任務は、地下鉄で起きたテロにより要人が逃げ遅れているため確保せよというものであった。怪物が暴れているという事実は一切伝えず任務にあたらせたのである。

ここでフラッグ大佐の用心棒として、カタナ(福原かれん/タツ・ヤマシロ)が登場する。カタナはなぜかカタコトの日本語で喋りとおす。そこで日本らしさを出す必要はない。折角の雰囲気が台無しになってしまう。

8.ナノ爆弾は本物

現場近くにヘリで到着すると(敵軍に撃ち落とされるが全員無傷)、すぐさまキャプテンブーメランがスリップノットに脱走の話を持ちかける。ナノ爆弾は本物じゃないと話すのである。

2人が行動に移すと、キャプテンブーメランはすぐにカタナに捕らえられ、スリップノットは1人で壁を登って逃亡しようとする。だが、フラッグ大佐が爆弾を起動しスリップノットは死亡。爆弾は本物であった。

9.大量の怪物兵との交戦

首に埋め込まれた爆弾が本物であるとわかったが、デッドショットも逃げることを画策する。スーサイドスクワッドのメンバー以外を倒して爆発させないようにするという方法である。

だが、ここで思わぬ敵と遭遇する。怪物の軍勢がスーサイドスクワッドたち一行を襲ってきたのである。ディアブロ以外は交戦するも、フラッグ大佐が怪物に連れ去られそうになる。ここでデッドショットが目を見張る活躍を見せる。デッドショットの本作品一番の見せ場となりカッコいい。

この辺りで、デッドショットは相手がテロリストではなくヤバイ相手だということに薄々感づいていると思われます。

10.要人の救出

目的のビルに到着すると、ハーレークインがエレベータでひとりで登って行ってしまう。だがエレベーターの中でも怪物兵が現れ交戦し、上に到着する頃には他の隊員たちが待っている状態であった。

上の階ではまたも怪物兵との交戦がはじまる。そして、またもフラッグ大佐が連れ去られそうになる。ここで少しクスッと笑ってしまう。何度捕まるんですか大佐ぁ。

ここでもディアブロは戦わなかったため、ついにデッドショットが問い詰める。この腰抜けがぁ!と。さすがにカチンときたディアブロは実力の一部を見せ、炎で敵を一蹴する。これを見て全員が唖然とする。こりゃ勝てんぞと。

要人確保のため螺旋階段を登っていると、ハーレークインがふと下を見下げる。ジョーカーとの回想シーンとなる。

そして上階に到着すると、スーサイドスクワッドのメンバーを見たら要人が驚くということでフラッグ大佐だけで要人を確保してくると言い出す。

フラッグ大佐が到着した先には、なんとウォーラーがいた。要人とはウォーラーだったのだ。スーサイドスクワッドの実力を試していたのである。

案の定デッドショットはフラッグ大佐の後を付けていてこの事実を知る。だが、ウォーラーはそんな事を知られても何のその。やっぱり怖いよこの人。さらに情報漏えいを防ぐために、ウォーラーは銃でその拠点にいた人たちを皆殺しに。やっぱり怖いよこの人。

というか地下鉄でテロが起きてるというのに、そんな時に何のテストをしてるんですか。あ、まずは仲間の親睦を深めるというやつですね?win-winの関係を結ぼうとしているのですね?えっ、ちがうって?

11.ジョーカー死す!?

一行が屋上からヘリで脱出しようとすると、ヘリはジョーカーに乗っ取られていた。実はこの前にジョーカー一味はウェインの工場に侵入し、スーサイドスクワッドたちに埋め込まれた首のナノ爆弾の情報を入手していた。

そのため、ジョーカーに気づいたハーレイクインはヘリにゆっくりと近づくも、ジョーカーにより首の爆弾は解除されているため、フラッグ大佐が爆発させようとしても爆発しない。

ヘリから降ろされたロープにハーレイクインが捕まりヘリは動き出す。ここでウォーラーがデッドショットに撃ち落とすように命ずるも、デッドショットは動かない。娘と過ごせるという条件をつけたらデッドショットは動き出すも、狙いのハーレイクインには命中せずに終わる。わざと外したのである。

ヘリで逃げたジョーカーとハーレイクインであったが、ウォーラーの別働隊によりヘリは撃ち落とされる。ハーレイクインは運良くビルの屋上に落ちたものの、ジョーカーはヘリに乗ったままビルに激突して爆発に巻き込まれてしまう。ジョーカーは生きているのか?(死ぬはずないよねー)

12.遂にウォーラー(心臓)が捕らえられる

ウォーラーがヘリで先に帰ろうとすると、エンチャントレス弟によりヘリが撃墜される。撃墜したヘリにはエンチャントレス弟の雑兵がわんさか集まり、必死の抵抗も虚しくウォーラーは捕まってしまう。

ウォーラーが捕まる=エンチャントレスの心臓が元に戻るということである。心臓を取り戻したエンチャントレスは本来の力を取り戻し、空に強大な磁場のようなものを展開し街をめちゃくちゃにする。

こんなとてつもない力を持った相手に、ほぼ人間であるスーサイドスクワッドたちが叶うはずがないと観ていて思ってしまう。一体どんな手で倒すのかと。

13.真実が暴露される

フラッグ大佐がまだ任務は終わっていない(要人であるウォーラーを助けていない)とスーサイドスクワッドに告げ、首の爆弾のリモコンをチラつかせて救出に向かう。

地上に降りると、撃墜されたヘリから落ちたハーレイクインの姿があった。ハーレイクインはスーサイドスクワッドのメンバーと合流する。

ウォーラーが乗ったヘリの墜落現場に到着すると、ウォーラーが持っていた機密文書をデッドショットが読んでしまう。そこには今回の任務の内容がすべて書かれていた。

デッドショットは機密文書を投げつけフラッグ大佐にすべてを話すように言い、フラッグ大佐ももう逃げることはできないと思い今回の本当の任務を話す。地下鉄で発生したエンチャントレス姉弟を倒すことが今回の本当の任務であった。

14.バーで一服し気分転換

真実を聞かされたスーサイドスクワッドのメンバーたちは、近くにあったバーに入っていく。さすがのカタナももう付いていけないと感じ、フラッグ大佐を残してバーに入っていく。

バーではデッドショットとディアブロが腹を割って話し始める。ディアブロは過去におきた自分の過ちを語り始め、過去は誰にも変えられないと話す(どこぞのX-MENは変えてましたけどね)。

そこにフラッグ大佐が入ってきた。今回の敵であるムーン博士(エンチャントレス)と一緒に生活し、本気でムーン博士を愛していたことから彼女を取り戻したいと願う。

さらに、フラッグ大佐は首の爆弾の起動装置を破壊し、スーサイドスクワッドのメンバーたちを自由にする。するとキャプテンブーメランは早々に立ち去ってしまう。

仕上げにフラッグ大佐はデッドショットの娘の手紙をデッドショットに手渡す。手紙は毎日きていたが、渡していなかった。その事実を知ると、デッドショットはフラッグ大佐にエンチャントレスの元まで連れて行ってやると言う。あとはムーン博士の尻でも叩いて何とかしろよと。

そんなこんなで一行はエンチャントレスの元へと向かう。その中にはなんだかんだでキャプテンブーメランの姿もあった。もちろんウォーラーを助けるという人はひとりもいない。

15.グッバイ、ディアブロ

エンチャントレスの元に着くと、一行はエンチャントレスに理想の幻覚を見せられてしまう。だが、過去は誰にも変えられないと言っていたディアブロにはそんな小細工は効かない。ディアブロカッコいいっす。

そしてエンチャントレスの弟と対峙する。まともに戦っても勝ち目がないので、フラッグ大佐は地下鉄に置いたままの爆弾を、地下から仲間の隊員が仕掛けるという作戦にでた。

え?それであんな化け物を倒せるとお思いか?と、こちらとしては思うが、スーサイドスクワッドたちは誰も疑おうとしない。いくらウェイン社製だとは言っても所詮は人類が作った兵器ですよ。

と思っているのもつかの間、どうやったらエンチャントレス弟をその爆破場所に持って行かせればよいのか。ここでスーサイドスクワッド側も最終兵器が立ち上がる。あのディアブロが本気を出すのである。

炎の魔神みたいな姿になり、大きさもエンチャントレス弟と同じぐらいに巨大化。その姿でなんとか爆破場所まで追い詰めるも、ディアブロはスタミナが切れて元の人間の姿に戻ってしまう。

ディアブロが何とか抑えているうちに俺ごと爆破しろというも、フラッグ大佐はためらいデッドショットをちらり。デッドショットはやるんだと言い、フラッグ大佐は爆破を命じてディアブロごとエンチャントレス弟を爆破した。

爆弾効くんかい!と突っ込みながらも話は進んでいく。

16.最終決戦

遂にスーサイドスクワッドはエンチャントレスと対峙する。斬っても殴ってもエンチャントレスにはダメージがなくどうしようもない状況に陥る。最終手段としてフラッグ大佐は心臓をなんとか奪うことをみんなに伝えるも、中々そのチャンスは訪れない。

ここでエンチャントレスが慈悲を授ける。私のしもべとなるか、ここで全員死ぬか、どっちがいい?

チャンス到来!!

ハーレイクインが前に出る。ここで死ぬぐらいならあなたのしもべに…なるわけねーだろぅ、仲間を傷つける奴は許さないと、偶然下に落ちていたカタナのカタナでエンチャントレスを斬り付け心臓を抜き取る。

この隙に、エンチャントレスの魔術により起きていた磁場?に例の最強爆弾その2をキラークロックが投げ込み、ハーレイクインがデッドショットに銃を投げ渡す。

銃を受け取ったデッドショットは爆弾目がけてロックオンするも、エンチャントレスが最後の悪あがきとして娘の幻影を見せる。だがデッドショットは既に克服しているため効かない。うぉぉぉぉと叫びながら発砲し、見事爆弾に命中。エンチャントレスの磁場はなくなり、エンチャントレスそのものも衰弱した。

17.悪人よりも悪人は死なない

エンチャントレスは衰弱したもののまだ生きている。フラッグ大佐が心臓を持ってムーン博士を呼び戻せと叫ぶも、エンチャントレスはもう彼女は戻せないと言う。

フラッグ大佐は心臓を潰そうとするが、エンチャントレスはお前にはそんな勇気はないと言う。だが、今のフラッグ大佐は昔のように連れ去られるだけの男ではない。ムーン博士を思いながらも心臓を握りつぶし、エンチャントレスを亡きものとした。

フラッグ大佐は打ちひしがれるも、デッドショットがおいっ!と叫ぶ。エンチャントレスの中からムーン博士が出てきたのである。めでたしめでたし。

と、ここで忘れてはいけないウォーラーの存在。心配することもなく普通に生きていた。スーサイドスクワッドによくやったとお褒めの言葉を発し、それぞれの願いを可能な範囲で聞き入れる。

18.忘れてはならない存在

約束通り、デッドショットは娘に勉強を教えるという僅かな時間を過ごし、また刑務所に戻る。ハーレイクインはエスプレッソマシーンが欲しいといったので、刑務所内にエスプレッソマシーンを置いて過ごす。

キャプテンブーメランは自由に生きたいと言ったが、聞き入れられずそのまま刑務所で過ごす。キラークロックは下水道で暮らしたいというので、また刑務所内の下水道に戻る。

ここで、忘れてはならない存在であるジョーカーがハーレイクインを助けに来てエンディングへ。今更ながらハーレイクインはジョーカーのことをプリンちゃんと呼ぶ。

19.エンディング

スタッフロールの前に、ウォーラーとウェインが密談している様子が写される。ウォーラーがメタヒューマンが載っている機密文書をウェインに渡す。

ウェインはどうやらメタヒューマンたちとお友達になって、これからの危機に備えるようだ。スーサイドスクワッドは解散するようにという捨て台詞を残してウェインは店を去る。

・補足

映画の中の曲と、ジョーカーの車については別の記事でまとめています。よろしければどうぞ。

▼関連記事
映画【スーサイド・スクワッド】の曲をサントラよりご紹介
映画【スーサイドスクワッド】ジョーカーの車はオリジナル

・まとめ

いかがでしたでしょうか。このメンバーでメタヒューマンに立ち向かうか?人類の兵器で倒せちゃうの?といった突っ込みどころは満載ですが、純粋に楽しめる映画だと思います。

スーサイドスクワッドのメンバーは悪党なんだけど悪党っぽくないんですよね。どっちかというとヒーローに近いです。それぞれでみればバットマンと対峙するヴィラン(敵)なんですけどね。

本作品ではスーサイドスクワッドが悪党であるという描写がほとんどないことから、悪党がヒーローに見えてしまうという矛盾が生じます。

ところでブルース・ウェイン(バットマン)はこの時何をしていたのでしょうか。スーサイドスクワッドの実力でも見ていたのですかね。フラッシュやワンダーウーマンそうですが、裏で何かと戦っていた可能性もあります。それぞれの映画に期待しましょう。

ワンダーウーマンは2017年夏、フラッシュは2018年公開予定です。2017年冬にはジャスティス・リーグも控えていますので、今から楽しみです。

以上、「映画【スーサイド・スクワッド】ネタバレ 人類兵器強すぎ」の記事でした。

・追記

映画を観たその日の夜のことですが、妻がポツリ。

「今日観た映画みたいでしょ?」

はぁ?なんのことやら。ふと妻を見ると、ツインテールで赤白のシャツ….!!

ま、まさか、ハーレイクインみたいだとでも言うのか!思わずその姿に爆笑してしまいました。

頭はハーレイクインに劣らずとも勝らずとでも言っておきましょうか。

おしまい。

 

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