映画

映画『ワイルドスピード8:アイスブレイク』を鑑賞。そこでブライアンね。

2017年4月28日より日本公開されました、映画「ワイルド・スピード ICE BREAK(The Fate of the Furious / Fast & Furious 8)」を観ました。

本作はシリーズ最終章三部作の一作目となります。誰よりもファミリーを大事にするドミニクの裏切りというのが大々的に告知されていましたが、そんなわけないだろうと誰しもが思ったはず。

超が付くほどの高級車を容赦なく壊しに掛かるのは、本作の人気が不動のものになってきたからですね。これだけの続編で面白いと思うのは本当にすごいです。

それではざっくりとしたネタバレをどうぞ。

・ワイルドスピード8の予告動画

・ワイルドスピード8の内容(ネタバレ含む)

物語はキューバから始まります。ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)とレティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)が街をぷらぷらしていると、船のエンジンを車に乗せた親子を発見します。

レティは親子の様子を見て、ドミニクが父親だったならああなんだろうなぁと言います。ここでドミニクの子供というのが今回のキーポイントとなります。

親子と話していると、突如ドミニクのいとこのフェルナンド(ジャンマルコ・サンティアゴ)がゴタゴタに巻き込まれているとの報告を受け、ドミニクたちは現場に向かいます。そこにはキューバ1速いと呼ばれるラルド(セレスティーノ・コニーエル)がおり、ドミニクは車の勝負で落とし前をつけようと提案します。

さらにドミニクは自分の車(シボレー・インパラ スポーツクーペ)を賭けるといい、フェルナンドのボログルマ(シボレー・フリートライン)で勝負するとまで言います。

そこまで言われちゃラルドも黙っていられず勝負を承諾します。ドミニクが乗る車はキューバ1遅いと言われていましたが、ドミニクは速いか遅いかは運転する者で決まると言います。ただ、車自体が遅いのは確かなので、バンパーなどを外して軽量化し、ニトロを装着します。空気抵抗などお構いなしです。反対にラルドの車は(フォード・カスタムライン)となり、セッティングもちゃんとされています。

勝負が始まると、バトルは予想通り拮抗します。ラルドはドミニクの走行妨害をあらかじめ仕組んでおり、バイクを車にぶつけます。ボロボロの状態にも関わらず、ドミニクは諦めることを知りません。秘策のブライアンブーストをかけ、エンジンの吸気を最大限にして加速していきます。

しかし数秒しか持たない秘策であり、エンジンが炎上していきます。炎で前が見えなくなると、後ろなら大丈夫じゃんということで逆走で走り始めます。逆走のギアでそこまで速度が出るとは思いませんが、機転を効かせてギリギリの勝利。

ラルドは「完敗だ、尊敬に値する。俺の車を持っていけと」いいますが、ドミニクは尊敬だけでいいといい、車を受け取らずにその場を去ります。後でこのラルドがいい働きをします。頼りになる人間が回りにいるのはいいですね。

別の日にドミニクは車が壊れたサイファー(シャーリーズ・セロン)という女性に遭遇します。エンジンルームを見ていると、その女は遭遇を仕組んだと言い出し、スマホの画面を見せます。そしてドミニクに部下になれと言います。画面を見たドミニクは何も言えず、その場をあとにします。

場面は変わり、ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)は娘のサッカークラブのコーチをしていました。ホブスのチームはものすごい気迫で相手チームを踊りで脅し、相手チーム全員を引かせます。押してだめなら引けってね。

ホブスが応援していると、そこに外交保安部の使いが現れます。EMP(電磁パルス砲)がドイツの武器商人に盗まれたので取り返してくれと頼まれます。自分たちで取り返せと言いたいところですが、他国なので目立った行動はできず、極秘に取り返すしかないとのこと。

そこでホブスはドミニクファミリーを招集します。ドイツではEMPはすぐに取り返すことに成功しましたが、追手がゾクゾクと現れます。ここでCMでよく見た鉄球による車破壊が行なわれます。これだけでとんでもない数の車が犠牲になっています。

追手を巻いたファミリーたちでしたが、ドミニクが突如ホブスの車に突っ込み横転させます。そしてドミニクはEMPを奪って逃走。ファミリーの前から姿を消します。ドミニクはサイファーの飛行機に車のまま乗り込みEMPを渡します。ここではまだドミニクの行動の真意はわかりません。

ホブスは逮捕され刑務所に入れられます。刑務所に入る際、ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)とリトル・ノーバディ(スコット・イーストウッド)が登場し、リトルはホブスに助けてやろうか?と進言しましたが、反対にホブスにシメられます。

刑務所に入るとなぜか前作の悪役だったデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が目の前の房に入っています。デッカードはひたすらホブスを挑発しますが、ホブスも負けません。やっぱりとんでもないガタイをしています。

すると突如ホブスの房が開き出れるように。すぐに警備員が駆けつけると、デッカードが警備員の持っていたスタン棒で房の電気系統を壊し、すべての房の入り口が開いてしまいます。

混乱に乗じてデッカードは一気に逃げ出します。やっぱりジェイソン・ステイサムの動きはいいですね。トランスポーターを思い出します。それを追うホブス。出口まで逃げ出したデッカードとホブスでしたが、そこにはミスター・ノーバディの姿が。すべては彼の計画でした。

ミスター・ノーバディはファミリーのメンバーとホブス、そしてデッカードを集めました。ハンを殺したデッカードを仲間に入れるというのは到底理解できないものですが、物語的にはわくわくしてしまいます。

居場所を突き止めるために、ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)が前作に登場した神の目(ゴッドアイ)を使えばと提案します。しかし、すでにサイファーの手で改ざんされており、ピンポイントの居場所は分からなくなっていました。が、テズ・パーカー(リュダクリス)とラムジー(ナタリー・エマニュエル)が逆探知を閃き成功したかに思えた直後、目の前にサイファーとドミニクが登場します。

一時的に脳を麻痺させる神経グレネードを放たれたため、誰も動けるものはいませんでした。何もできずにサイファーにゴッドアイを奪われます。そしてレティが見ている目の前でサイファーがドミニクにキスをします。完全なる見せつけです。

飛行機に帰ったドミニクはさっきの見せつけはなんだ!とサイファーに言いつけます。別に、といい放つサイファーでしたが、ここでドミニクにあるものを見せます。それは、ドミニクの元恋人であるエレナ・ネベス(エルサ・パタキー)とその子供でした。ドミニクは自分の子供を目の前にして涙します。

一方ファミリーの方は作戦をたてなおします。相手のサイファーは最強のハッカーであり、アノニマスすら恐れる存在であるとのこと。今の世の中ハッキングして改ざんできる技術があれば何でもできるなという幻想を心の奥底に沈めます。

完全に行方を見失ったファミリーでしたが、EMPを使って何をするか考えたところ、核兵器を奪うということが考えられ、そのためには発射コードが必要であることにつながり、ニューヨークにいるロシアの国防大臣(オレク・クルパ)が標的だと判断します。

ファミリーは準備をするため、ミスター・ノーバディの隠れ家に向かいます。そこにはランボルギーニ・ムルシエラゴや、無人遠隔戦車のリップソーなど心躍る車が置いてありました。奴らが興奮しないわけがありません。

ドミニクはドミニクでただ従っているわけではありません。国防大臣を襲撃する前に、車にトラブルがあるということで5分の時間を確保します。ボンネットを開けるとタイミングよくトラックが到着し、数分の間死角を作りました。このトラック運転手が実はキューバのラルドであり、ドミニクに頼まれていたのでした。

死角ができている間、ドミニクはある人物に会いにいきました。それはショウ兄弟の母親であるマグダレーン・ショウ(ヘレン・ミレン)でした。行方不明の弟を探すから力を貸してくれという内容でした。てめぇが行方不明にしたんだろ!と思うところですが、母親としては息子に会いたいのが本望。ドミニクから発信機付きのリストバンドを受け取り協力することにします。

5分経つとラルドが乗ったトラックが移動し、そこには整備しているドミニクの姿がありました。この行動はサイファーには誤算で、見えない間に何をやっていたかは分かっていません。疑いの心をもちつつも作戦を実行します。

国防大臣の車を停止させるため、サイファーはニューヨーク市内の車を遠隔で操り、次々と大臣回りの車を減らしていきます。車が上から降ってきたりショールームから突撃してきたりと笑いが止まりません。

国防大臣の車が止まるとそこにドミニクが現れ、核ミサイルの発射コードを要求します。ドミニクのコスチュームがギアーズオブウォーに出てきそうな感じでカッコイイ。ガソリンタンクに穴を開けられ火をつけようとすると、渋々発射コードを渡します。

発射コードを奪ったドミニクでしたが、車で逃走していると目の前にファミリーの車が立ちはだかります。お互いどう出るか伺っていると、若いリトル・ノーバディがBRZでドミニクに突撃しようとします。その隙きを見てドミニクが店をぶち壊しながらすり抜けます。

ファミリーで一番先に追いついたのがレティでした。レティを見るとなんとも言えない表情をするドミニク。するとレティのシボレー・コルベット スティングレイから銛が発射され、ドミニクのプリムス・ロードランナーを捉えます。だが一台ではモンスターマシンを押さえることはできません。

ファミリーが徐々に集まり、四方八方から銛を発射して取り押さえます。だがモンスターマシンはひたすら暴れ、ファミリーたちのタイヤの発熱がとんでもないことになります。ここでドミニクがニトロを発射。ローマンが乗っていたベントレー・コンチネンタルGTが縦回転してぶっ飛び、ウン千万が一瞬でお釈迦になります。

一角が崩れるとあとはドミノ倒しのように崩れていきます。だがファミリーを相手にしているのでドミニクもただでは済みません。ドミニクの車も大破し、発射コードをもって走って逃げます。

一番はじめに追いついたのはデッカードでしたが、ドミニクに容赦なく銃で撃たれて倒れます。続いてレティがドミニクに追いつき発射コードを持って逃げます。しかしサイファーの部下であるローズ(クリストファー・ヒヴュ)に捕まり、発射コードはローズとドミニクに持って行かれます。

発射コードを持ち帰ったドミニクでしたが、100%計画どおりではなかったためサイファーの逆鱗に触れます。ドミニクが見ている目の前でエレナが殺されてしまいます。逆鱗に触れたのはドミニクも同じで、お前たちが生きているのは息子のおかげだと言い放ちます。サイファーさん、こりゃ勝てんぜ?

ドミニクに撃たれたデッカードでしたが、撃たれたように見えただけで無事でした。デッカードのもとに駆けつけた救急隊は、ファミリーの一員であるテゴ・レオ(テゴ・カルデロン)とリコ・サントス(ドン・オマール)のコンビでした。そこにはデッカードの母であるマグダレーンの姿もあり、弟のオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)を助けに行くことになりました。

ファミリーはアジトに戻ると、デッカードが亡くなったことを伝えられます。そんなわけ無いだろうと内心思いつつそこはぐっとこらえます。衛星に映らない幽霊飛行している飛行機にいるサイファーを見つけることは不可能で、ファミリーは途方に暮れます。

そこで役に立つのがミスター・ノーバディ。この男只者ではありません。ロシアの核のコードを手に入れたからには核ミサイルを奪う必要がある。最近、武装組織に奪われた核ミサイルを搭載した潜水艦があることに気づき、狙いはそれだと確信します。

ロシアにくると、案の定ダッジ・チャージャーに乗ったドミニクがいました。EMPを搭載しており、武装組織の基地の前で使用。基地にある電子機器が使えなくなり、ドミニクの侵入を許してしまいます。ドミニクは潜水艦の下まで移動すると、もう一発EMPを発射。

するとサイファーに潜水艦の主導を奪われてしまいます。役目を終えたドミニクはその場から立ち去り、ローズと合流して高みの見物をします。

潜水艦の主導を奪ったことより、サイファーはすぐに核ミサイルを発射しようとします。これはまずいと思ったファミリーは潜水艦の司令室に急行し、ラムジーが潜水艦の主導を奪い返します。だが相手はあのサイファーであるためラムジーでも歯が立ちません。論理的にだめなら物理的ということで、潜水艦にある核ミサイル発射用のチップを取り外しにいきます。

肝心のチップ担当がローマンとリトル・ノーバディという頼りないコンビでしたが、残りコンマ何秒でなんとか取り外しに成功します。

あれっ発射しねぇと一瞬焦るサイファーでしたが、今度は潜水艦を沖に移動させはじめました。なんとか沖には出させないよう、潜水艦用のゲートを閉めにファミリーは急行します。雪上でランボルギーニが疾走する姿はたまりません。が、明らかに戦闘向きではありません。ランボルギーニは敵のミサイルでローマンごと水の中に沈み、ローマンはテズに助けられます。

ローマンはランボルギーニのドアをソリ代わりにして雪上を疾走します。敵のスノーモービルが登場するといよいよヤバイ感じになってきます。ついにソリから転覆したローマンでしたが、銃の腕は相当なもので、スノーモービル部隊を全滅させます。こんなかくし芸をもっていたとは。

高みの見物をしていたローズとドミニクでしたが、ファミリーが視界に入るとローズは狙撃銃を構えます。ドミニクはスマホを見ながらその場を動こうとしません。

一方、弟のオーウェンを助けたデッカードは、ドミニクの発信機入りペンダントを頼りにサイファーがいる飛行機を目指していました。まさにJetmanです。かっこよすぎます。

 

無事にサイファーがいる飛行機に到着すると、オーウェンは操縦席に直行し、デッカードはドミニクの赤ちゃんを目指します。この兄弟いいですね、母ちゃん含めて面白いです。もう面白ファミリーです。敵の時の怖さはどこへやら。

オーウェンは難なく操縦権を奪い、デッカードも難なく赤ちゃんを保護しました。赤ちゃんがかわいいのはもちろん、赤ちゃん相手のデッカードもかわいいのです。めちゃめちゃ赤ちゃん目線で面白いです。そしてドミニクに保護したことを連絡します。

ドミニクは息子の保護を確認すると、ローズを瞬殺して追われているファミリーのもとに向かいます。敵のミサイルでもうだめかと思った瞬間、ドミニクがミサイル搭載の車にアタックして阻止します。うん、かっこよすぎます。

ファミリーのもとに戻ると、ファミリーはすぐにドミニクを迎え入れます。そんなことしてただで済むとは思うなよと思ったサイファーでしたが、状況を把握できていません。すでに息子はデッカードに保護されています。

あとは潜水艦のミサイルなどを駆使してファミリーを追い詰めますが、ドミニクが戻った以上勝てる見込みはありません。最後の頼みの綱であるヒートシーカー(熱源追跡ミサイル)を発射するも、ドミニクの操縦に翻弄されたミサイルは潜水艦に直撃します。

車から飛び出したドミニクは潜水艦の爆発に巻き込まれそうになりましたが、ファミリーがドミニクを車で囲いガードしました。このシーンかっこよすぎます。

サイファーの方はデッカードが追い詰めましたが、サイファーはパラシュートを持って飛行機から離脱しアテネに行方をくらましました。ということは次もサイファー絡みでしょうか。

エンディングはいつものとおりファミリーが揃う場面となります。そこにデッカードがドミニクの息子をお届けに登場。本作で想像以上にファミリーに溶け込んでいます。

ここでドミニクが息子の名前を発表します。「ブライアン」と。いるべきファミリーがここにいました。なんとなく想像はついていましたが、ゾクゾクっとしましたね。そして本作もやっぱりブライアンなんだなと思いました。ワイルド・スピードには欠かせません。

・ワイルドスピード8のサウンドトラック

ワイルドスピードと言ったらノリがいい曲がいい!という方も多いと思います。ここではサウンドトラックより、オープニングとエンディングの曲だけご紹介します。

当サイトのビルボード洋楽ランキングでオープニング曲はご紹介していましたね。再掲ということで。

・オープニング曲(Hey Ma)

Pitbull & J Balvin (feat. Camila Cabello)で「Hey Ma 」です。オープニングで流れました。

・エンディング曲1(Good Life)

G-Eazy & Kehlaniで「Good Life 」です。エンディングに入る時に流れました。

・エンディング曲2(Go Off)

Lil Uzi Vert, Quavo & Travis Scottで「Go Off 」です。スタッフロールで流れました。

・エンディング曲3(Gang Up)

Young Thug, 2 Chainz, Wiz Khalifa & PnB Rockで「Gang Up」です。スタッフロールで流れました。

 

以上、「映画『ワイルドスピード8:アイスブレイク』を鑑賞。そこでブライアンね。」の記事でした。

関連する記事

コメントを残す

*