映画ネタバレ

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』を鑑賞。生みの親より育ての親。

2017年5月12日より日本公開されました、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス(原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2)」を観ました。

どんなキャラクターがいるかは覚えていますが、前作の内容についてはほとんど覚えていませんでした。キャラクター構成だけでも把握しておくと更に楽しめると思います。

それではざっくりとしたネタバレをどうぞ。

・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックスの予告動画

・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックスの内容(ネタバレ含む)

まずは地球でエゴ(カート・ラッセル)とクイルの母親がドライブしているところから始まります。エゴは森の奥地に連れ込み愛を育んでいると、変な青い物体が映り込みます。これこそが地球を蝕むエゴの分身で後でとんでもないことになります。

30数年後、ピーター・クイル(クリス・プラット)らガーディアンズは、黄金の惑星ソヴリンでアイーシャ(エリザベス・デビッキ)の命令によりアニュラクス・バッテリーを守る任務につきます。

音楽をかけるかけないでクイルとロケット(声:ブラッドリー・クーパー)が揉めはじめると、突如タコみたいなバケモノが現れたため戦闘となり、オープニングが始まります。

ベビー・グルート(声:ヴィン・ディーゼル)が音楽のコードをつなぎ、グルートはノリノリで踊りだします。これがまたかわいいのです。他のみんなは必死で裏で戦っていますが、表はあくまでグルートで進行します。

タコのバケモノをちゃちゃっと倒すと、アーシャのもとにいきガモーラの妹であるネビュラを解放します。ネビュラもガモーラと同じく暗殺家業を営んでいます。ちょいちょい父親のサノスというワードが出るのがポイントですね。アベンジャーズの次回作インフィニティウォーではサノスが最大の敵として登場しますので、ガモーラとの掛け合いが楽しみです。

 

ネビュラを解放したのはいいですが、常に姉を倒したいという願望をもっていますので、船にくくりつけておくことにします。

ここでロケットがとんでもないことをしでかします。守ったバッテリーの一部を拝借してきたのです。アーシャのところから出る際にドラックス(デイヴ・バウティスタ)には見せたのですが、他のメンバーには言っていませんでした。

こりゃぁひと波乱ありそうだなと思っていると、すぐにアーシャが部隊を送り込んできて回収しにきます。宇宙一の操縦士じゃないと回避は不可という言葉に触発され、クイルとロケットが操縦を奪い合います。案の定飛行機は撃墜されそうになりますが、突如謎の宇宙船と小さいおっさん(遠近感で小さく見えるだけ)が現れ敵を一掃します。

しかし船の一部は破壊されたため近くの惑星に不時着します。着陸して間もなく小さいおっさんも追っかけてきて登場します。そこに登場したのはエゴというおっさんで、クイルの父親だと名乗ります。母親との馴れ初めなどを語るため、クイルは信じてみようという気になります。

そこでクイルはエゴの惑星に行くことになり、船番としてロケットとネビュラ、グルートが残ります。エゴの惑星はとても綺麗で夢のような惑星でした。そこでエゴは自分を神のようなものと語り、クイルもその血を引いていると言います。クイルもエゴではエネルギーを集めることができ、エネルギー弾で父親とキャッチボールをします。クイルにとってはまさに夢のようでした。

一方育ての親であるヨンドゥ・ウドンタ(マイケル・ルーカー)は雪が降る場所におり、そこへかつての同胞であるスタカー・オゴルド(シルベスター・スタローン)が現れます。スタカーはヨンドゥの顔を見るやいなや裏切り者扱いし、口論となります。

その様子を見ていたヨンドゥの部下テイザー・フェイス(クリス・サリヴァン)はヨンドゥを丸くなったと小声で罵ります。この辺から内部分裂が予想されます。

そこへ登場したのがアーシャです。ヨンドゥにバッテリーを取り返して欲しいという依頼を出します。ヨンドゥはすぐにロケットの元へ行きバッテリーを取り返そうとしますが、バッテリーは他に売りさばくと言います。

その意見に腹心のクラグリン(ショーン・ガン)が反論し、ヨンドゥともめはじめます。すると、突如ヨンドゥの頭に付いているフィンが破壊されヨンドゥは倒れてしまいます。やったのはネビュラでした。仲間がやられそうだということで、グルートがネビュラを解放してしまったのです。

ロケットとヨンドゥは檻の中に入れられてしまいました。グルートはテイザー・フェイスなどに弄ばれてしょぼくれていました。しょぼくれた状態で歩いていると檻の前に到着し、ヨンドゥに予備のフィンを持って来いと言われます。フィンがあればヨンドゥは矢を操ることができ無双状態になれるからです。

ちなみに檻に入れられる前に、ロケットがテイザー・フェイスをおちょくるところが面白いです。テイザー・フェイスは何かと自分の名前を叫びたがるので、「朝起きて鏡見て叫ぶ姿を想像したら笑っちゃうぜ」というロケットの言葉にくすっときました。

話を戻して、グルートが何度か違うものを持ってきているうちに、さきほど口論したクラグリンがフィンを持ってきてくれました。というのもテイザー・フェイスがキャプテンになったことで、ヨンドゥ派の連中が次々と宇宙に放り出されて殺されてしまったからです。クラグリンはかつての仲間がどんどんいなくなることに耐えられなくなりました。

ヨンドゥとロケットを出した瞬間、ヨンドゥ無双が始まります。口笛の合図とともに矢が縦横無尽に動き、艦内のほとんどの船員を倒してしまいます。船の奪還に成功したヨンドゥとロケットはクイルのもとへいきます。

一方、クイルはガモーラに父親のことを悪く言われブチ切れます。そんなこんなでガモーラはエゴの城を飛び出し、荒野で体育座りで座ります。少しすると、どこからともなくネビュラが飛行機に乗って現れガモーラを射撃しはじめます。

姉妹で激闘を繰り広げていましたが、二人とも大人になったようで暴れたことでスッキリしたようです。すると洞窟内で骨の山を見つけます。こ、これはなんだと。

すると、エゴがクイルに本当の事を言います。自分と同じような生命体がいるんじゃないか?という思いで生命体を探したが、いざ発見してみると期待はずれだったのだと。そして、それならいっそ全部壊してしまおうと考えたのでした。

だが、一人では破壊しつくす力はないため、もう一人自分と同じ力を持つ適合者を用意する必要がありました。色々な種族との交配により適合する子供を作ろうとしていましたが、今まで適合するものはいませんでした。ガモーラが見た洞窟の骨は適合しない子どもたちの亡き姿だったのです。クイルがはじめての適合者であり、遂に計画を実行に移す時がきたのだとエゴは喜びます。

エゴに操られ気味のクイルでしたが、エゴが母親に腫瘍を与えたという言葉で一気に現実に帰ってきます。クイルの母親が死んだのはエゴのせいだったのです。追い打ちをかけるように、母からもらったウォークマンも破壊されます。我に返ったクイルは怒りの一撃をエゴに食らわせるも、相手は実体ではないのですぐに再生し始めます。

ここでガモーラ、ネビュラ、ドラックス、ロケット、ヨンドゥ、グルート、マンティス(ポム・クレメンティエフ)が集結し、エゴの核を倒しに地中深くに潜ります。核を守っている外壁を見つけて攻撃するも、ちょっと攻撃したところでアーシャの部隊が大量に出現します。

攻撃により空いた穴より、小さいグルートに核を爆破するように指示するも、予告で度々みたとおりグルートはすぐに爆発するボタンを何度も指差します。あきれたロケットが「こりゃすぐに全滅だな」という言葉にくすりときました。

再度エゴと対峙したクイルでしたが、相手は星の主だけあってパワーが及びません。そこへヨンドゥが助言をします。「考えて矢を操っているのではない」と。その言葉を聞いたクイルは気を開放します。開放したクイルはエゴと同等レベルまで昇華し、空中装備がなくても飛べたり、具現化したりすることができ、時間を稼ぐことに成功します。

時間を稼げたことでグルートが奇跡的に上手く仕掛けた爆弾が作動し、エゴの破壊に成功します。エゴが破壊されたことより星自体も存在をなくすため、急いでヨンドゥの船に戻ります。

ヨンドゥ以外のメンバーは船に戻っていきましたが、ヨンドゥはクイルのことが気になり一人で戦いを見守っていました。ヨンドゥはロケットから一人分の宇宙服と空中装備をもらっていました。この時点でヨンドゥが何をしようとしているかが分かります。

ロケットが無事にヨンドゥの船に戻ると、クイルなしで飛び立つようクラグリンに指示します。ガモーラはクイルがまだきていないと言いますが、ロケットは全てを悟り出発することにします。

いよいよ星の様子がやばくなったときに、満身創痍のクイルのもとにヨンドゥが現れます。ヨンドゥは宇宙服をクイルにつけて宇宙まで上昇します。宇宙にたどり着くとクイルが目覚め、すぐに現状を把握します。ヨンドゥは宇宙服をつけていないため弱っていきます。クイルは自分の宇宙服を剥がそうとするも剥がれません。そして目の前で育ての親を失ったのです。

ここで私の目から水がこぼれ落ちます。目が潤むことがあってもつーっと流れることはないこの私がです。すっかり感情移入してしまいました。

最後にヨンドゥの葬儀が盛大に行なわれます。かつてヨンドゥが属していた宇宙海賊ラヴェジャーズの連中が駆けつけ、そこにはスタカーの姿もありました。

ここでクイルははじめてヨンドゥが本当の親だったのだと気づきます。生みの親より育ての親なのです。

・まとめ

細かい部分は書ききれていないのでさっぱりしたイメージがあるかもしれませんが、映画ではもっと細かい描写があるので安心してください。スタン・リーの登場時間も比較的長いですよ。エンドロールも最後まで見ましょう。

個人的には内容よりも映像美に注目する映画でした。どの惑星にいってもとんでもない映像美を楽しむことができます。

また、オールドミュージックな感じも好きな人は好きだと思います。Amazonではサウンドトラックの試聴ができますので、よろしければどうぞ。

以上、「映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』を鑑賞。生みの親より育ての親。」の記事でした。

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