映画ネタバレ

映画【メカニック】ネタバレ 犬好きのガタイのいい男に注意

日本で2011年8月13日に公開された映画「メカニック」のネタバレ記事となります。なんでこのタイミングで書いたかというのはご想像のとおり、地上波で放送していたからです。

ジェイソン・ステイサムが主演なので映画館に行こうかなと思いつつも、やめとこうとなるような感じの映画なので、地上波で放送されるのを待っておりました。

残念ながらやはり映画館に行かなくて正解でした。それでは内容をどうぞ。

0.『メカニック』予告動画

 

1.いつもの依頼

麻薬王が自宅に帰宅するところから話は始まる。麻薬王は帰宅するなり屋内プールで泳ぎ始める。するとプールの底には刺客が潜んでおり殺されてしまう。刺客は殺し屋のアーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)であった。

麻薬王を背に抱えてまだ生きている体を装い、プールの岸まで泳ぎ脱出を図る。素早くその館で働いている従業員の服に着替えその場をやり過ごし、なんなくその場を脱出する。

後日、ある爺さんハリー・マッケンナ(ドナルド・サザーランド)とアーサーが大衆レストランで落ち合う。大衆レストランならひっきりなしに人が訪れるため、身を隠すにはちょうどいいと言う。

ハリーはアーサーの協力者であり師であった。じいさんには手のかかる息子であるスティーヴ・マッケンナ(ベン・フォスター)がいることや近況について話し、その場を後にする。

2.うそ…だろ?

ある日、アーサーが依頼主であるディーン・サンダーソン(トニー・ゴールドウィン)から次のターゲットを渡されると、そこには先程登場した相棒のハリーが書かれていた。

ハリーがターゲットであることが信じられないアーサーは、ディーンに電話する。ディーンはハリーがある重要情報を横流ししためうちの殺し屋が数名殺されてしまったので、消さなければならなくなったという。

アーサーは驚きを隠しつつも内心は穏やかではない。ただ依頼とあれば誰がターゲットでも構わないというのがポリシーである。人間そこまでクールになれるものだろうか。一般人では到底分かり得ない心情である。

アーサーはハリーが依頼主から狙われると連絡し、抜け道へと無線で誘導。車椅子のハリーにとって階段はきついが、反対向きになって手すりを持ちながら巧みに移動する。

なんとか自分の車にたどり着くも、車は壊されていた。誰がやったのか。と、そこに現れたのは依頼を受けたアーサーであった。

ハリーは、これまで色々とやってきたから殺されるならお前で良かったと話す。

ハリーは軍隊の将校からもらったという銃をもっており、それをアーサーに手渡す。アーサーは躊躇するも、依頼のためハリーを撃ち殺し、ハリーから受け取った銃を持って帰路につく。

3.息子育成計画

後日、ハリーの葬式が行われる。そこにはハリーの息子スティーヴも出席していた。スティーヴはハリーとそこまで深い繋がりではなかったが、気にかけていたのは確かだった。

スティーヴはアーサーに車でハリーの家まで送ってくれよと言う。この時点で既にアーサーがハリーを殺したことに気づいているのか?と思うもまだ確信は得られていないようだった。

ハリーの家につくと、スティーヴは懐かしい写真などを見て感傷に浸る。ハリーはいつもアーサーに目をかけていたらしい。

スティーヴはハリーを殺した犯人を見つけて殺すと言うが、アーサーはやめておけと言う。一般人だから当然である。

4.迂闊なカージャック

ハリーは車泥棒に殺されたという話を聞いていたため、スティーヴは車泥棒が出そうな場所で車を停車していた。そこに1人の怪しげな人が近づいてくる。

怪しげなやつは案の定銃を出し、いい車だなぁおぃちょっとよこせよと理不尽な発言をする。スティーヴは腕を掴み銃を落とし、怪しげなやつをボコボコにする。お前がハリーを殺したのかと問うも怪しげなやつは何も答えない。というかボコられているので答える余裕がない。スティーヴも負けず劣らずの理不尽さである。

結構ボコボコにしていたため、怪しげなやつは意識が危なくなってくる。スティーヴがもう一発殴りかかろうとすると、スティーヴが何かしでかすんじゃないかと見張っていたアーサーが止めに入る。

おおごとにするんじゃねぇよボケェェとスティーヴにいってその場はやり過ごす。スティーヴの家に連れ帰ると、スティーヴはアーサーにお前メカニック(殺し屋)なんだろう?と問いかける。俺を鍛えてくれないかと懇願するも、アーサーはやめておけと突っぱねる。

だがスティーヴの熱意に押され、渋々行動をともにすることとなる。

5.本物とはこういうこと

ある日アーサーは依頼を受け、ある人物を殺しにいくこととなる。そこにスティーヴも連れて行くこととした。

ある人物とは、相手が誰だろうと構わず武器を売っている闇商人であった。アーサーは商人の前に到着し、色々と話して相手を信用させることに成功。相手が後ろを向いた瞬間、絞殺するのであった。絞め殺すなんて生易しいもんじゃねぇ、首の骨をへし折る気だと誰かが叫んだ。

その様子を見てスティーヴは何かを感じる。これが本物の殺し屋か。なんとクールにやってのけるのか。俺もできるかなぁと。

アーサーから銃の撃ち方など指導を受けていると、ある日はじめて殺しの依頼を受けることとなった。

相手は同じ稼業のもので、いつも同じカフェにきていた。身長が2mを超える大男で、まともにやりあっても勝ち目はなさそうなぐらいごつい。

彼はバーク(ジェフ・チェイス)といい、犬好きかつ男好きという性癖をもつため、同じ稼業のものとは悟られないよう、スティーヴは毎日犬を連れてカフェにきていた。

6.はじめてのおつかい

すると、ある日バークから犬触らせてくれよと声を掛けてきたため、スティーヴは犬を触らせる。さらにバークが今度一緒に飲もうぜと誘ってきたため、しめしめと思いながらOKと返事した。

飲む機会を作ったことより、アーサーからこれを飲ませればイチコロだぜという薬をもらい、それを酒に仕込んでスマートに殺せと命ぜられる。

飲み会当日、二人はバーにいた。程なくして二人は意気投合。男はちょっとトイレといって立ち上がる。さぁ薬を盛る絶好の機会である。

だが、スティーヴの脳裏にアーサーが絞殺した場面を思い出す。俺もあんな風にガチで倒してみたいと。そうこう思い返しているうちに、男が戻ってきてしまった。譲れない戦いがそこにはあったのだ。

バークが戻ってくると、スティーヴは酒を飲み干して今日は楽しかったといいその場を立ち去る。バークはその場では、おおそうか気をつけてな、と声をかける。

しかしバークはお持ち帰りしたいという気持ちがあったので、スティーヴの後を追う。そしてうちで飲み直さないかと誘った。スティーヴはその誘いに乗る。

7.いい趣味してるねぇ

バークの家はサイズに合わせたのかとても大きく広い家だった。スティーヴはへぇー良いところに住んでいるなと言う。バークは酒を持ってきたが、スティーヴは早くバークと戦いたくてウズウズしていたため、早々とベッドに誘う。バークはへへへそう焦るなよといいベッドにいく。

バークが背を向けた瞬間、スティーヴは絞殺しようとしたが、案の定あのガタイの首を締めるには力が足りなかった。バークは締められたベルトをほどき、スティーヴを吹っ飛ばす。

スティーヴはふっとばされた先にあったマイナスドライバーでバークの腹を刺すも、怯まずに掴みにきた。接近戦に持ち込まれたら勝ち目がないので、スティーヴはそこらへんにある凶器でヒットアンドアウェイの戦法をとる。

刺したり叩いたり投げ飛ばされているうちに、最初にドライバーで開けた穴からの出血がひどくなりバークの攻撃が弱まる。そしてバークが片膝を着くと、ここぞとばかりにスティーヴはドタマをかち割りにいき、なんとかKOすることに成功する。とてもスマートな殺し方ではなかった。

なんとか任務をこなしてアーサーの元に帰ると、なぜもっとスマートにやらなかったのかと問い詰められる。スティーヴはあんたみたいにスマートにやりたかったんだと話すも、アーサーは呆れ顔のままであった。

スティーヴは派手に相手を倒したことより、身を潜めるためにもアーサーが住む隠れ家に住居を移す。

そこで色々と教わっていると、ある日レストア中の車を見てこう言う。これいつからレストアしてるの?完成したら乗せてよと。アーサーはもう2年レストアしているが、ようやくもうすぐできると返した。

8.はじめての共同作業

月日がながれ、次の任務が決まる。ターゲットは怪しいオカルト教団のボスで麻薬中毒者であるヴォーン(ジョン・マッコーネル)であった。

アーサーとスティーヴの初の共同任務となった。二人はビルの通風口から潜入し、ヴォーンの部屋の目の前までくる。通風口は部屋の鏡の裏に繋がっており、そこからカメラを伸ばして部屋の様子を探る。

当初はある薬を盛って殺そうとしていたが、チャンスを伺っているとその薬が効かないことが判明。しょうがないので窒息死させることとした。

様子を伺っているとチャンスが訪れる。ヴォーンが1人になりお薬タイムに入った。二人は通風口から出て男を窒息死させる。

無事に窒息死させると男の側近が帰ってくる。やべーやべーと通風口に逃げる二人。なんとか通風口に戻り鏡も元の位置に戻す。

側近はヴォーンの様子が変なことにすぐ気づく。死んでいると気づいた男は、麻薬中毒によっていつかこうなるんじゃないかと思っていたと叫ぶ。ヴォーンにはまだやってもらうことがあったのにどうするかなと悩む側近。

通風口に隠れた二人はドキドキしながら待っていると、通風口を閉じていたナットをスティーヴがしたに落としてしまう。そのまま部屋までナットが転がってしまい、警備兵が物音に気づく。

警備兵が鏡の前にくると、スティーヴは鏡越しに銃をぶっ放し警備兵の脳天をかち割る。すぐに周りの警備兵に存在がばれ、あたりは戦場と化す。

二人は離れて行動し、いずれも合流地点のビルの屋上にたどり着く。二人はロープを付けて屋上からダイブする。中々の肝っ玉である。

そこからも個別に行動することとし、二人はアーサーの隠れ家で落ち合うこととした。

9.真相解明

アーサーは逃げている途中に信じられない現場を目撃する。そこにはディーンから聞かされていた殺されたはずの殺し屋がいた。

アーサーが問い詰めると、そいつは簡単に自白した。恐らくアーサーを仕留めれると思ったからに違いないが、とんだ見当違いである。ジェイソン・ステイサムに勝てるはずがなかろうて。

自白した内容というのは、殺し屋数人が殺されたというのはディーンがハリーを消したいがためについた嘘であり、ついでにアーサーも消すことになっていたということだった。

アーサーも依頼主をもう少し疑ってもいいのではないかねぇ。それほんとなの?と。

10.見張人がいねぇぇ

ディーンがすべての黒幕であったことが分かり、アーサーは隠れ家に帰ろうとすると、隠れ家に行く時に使う船着き場の様子がおかしかった。いつも椅子に座っていた見張人がいなかったのである。

少しするとディーンの部隊が船着き場に現れアーサーを探す。水辺に隠れていたアーサーは軽々と部隊を全滅させた。ボートに乗り込んで隠れ家に向かおうとすると、スティーヴから電話連絡あり。

アーサーはすぐにスティーヴが隠れ家で捕獲されている状況であると悟り、ソファーにある銃の位置を教える。銃の位置がわかればこっちのもの。スティーヴは銃でディーンの部下を倒す。スティーヴも成長したもんだ。

アーサーが到着すると、ディーンが黒幕であったことをスティーヴに伝える。正直黒幕がどうであれスティーヴには関係ない。目的が違うからである。

ディーンの場所を知るために二人は武器などを用意する。スティーヴがレストア中の車に行くと、偶然にも父ハリーが持っていた銃の存在に気づく。ここでアーサーが父を殺した犯人だということを確信する。

11.フィンチをミンチにする

ディーンの居場所がわからないため、ディーンの側近であるフィンチ(マーク・ナッター)の元へいく。道中スティーヴはアーサーに質問する。メカニックをやっていて、親類がターゲットになったことはあるのかと。アーサーはあると答える。つらすぎる仕事である。

フィンチの家に着くと、アーサーとスティーヴは家族を人質にとりディーンの居場所を聞く。アーサーはフィンチの娘の手をディスポーザーに突っ込んでミンチにする。何たる非道。さすがのフィンチもこれには参り居場所を教える。ミンチになったのは実は近くにあった牛肉であった。

12.あっけない黒幕の幕切れ

ディーンの居場所がわかるとアーサーとスティーヴは綿密な計画をたて実行する。下準備の甲斐あってディーンの暗殺はすんなり終わる。アーサーがディーンに電話し、ディーンは既にアーサーがビル内にいることを察知する。

慌ててディーンは車で逃げようとするも、アーサーが車で車に突っ込み、後ろからスティーヴが装甲車で囲い込む。

転覆した車からディーンが這いずってくるが、そこをアーサーとスティーヴに囲まれジエンド。最後は地獄へ堕ちろベイビーとか言いながら絶命する。

13.一枚も二枚も上手

仕事をやり終えると、スティーヴはアーサーに水でも飲むか?何か食べないか?と執拗に誘ってくる。給油のためガソリンスタンドに到着すると、スティーヴがハリーの銃を持っていることにアーサーは気づく。

スティーヴが車から降り給油していると、スティーヴは給油用のノズルを車から外してさり気なく車にかけ始める。こいつ殺る気である。

スティーヴは車から離れて建物の影に隠れると、ガソリンを垂れ流している車に発砲して爆発させることに成功。アーサーを亡き者にした。

アーサーを亡き者にしたあとスティーヴはアーサーの隠れ家に戻る。触るなと怒られていた家のレコードをかけ、レストアが完了した車に乗って出かける。

すると助手席に紙が置いてあることに気づく。「お前はもうじき死ぬ byビショップ」と。スティーヴはやられたと思った瞬間、隠れ家とレストアした車が爆発。スティーヴが亡きものとなった。

ということは?アーサーはガソリンスタンドでの爆発から逃げ延びており、脱出していたのであった。車も用意していたことからアーサーのほうが一枚も二枚も上手であった。

おしまい。

・まとめ

いかがでしたでしょうか。よくある殺し屋映画のストーリーといったところでしょうか。

せっかくのジェイソン・ステイサムなのに、あまりアクションがないというのが残念でした。トランスポーターのような動きを期待すると、かなり物足りないです。

ちなみに第二作が先日公開されていました。「メカニック ワールドミッション」というタイトルです。公開されていたのは知っていたのですが、これまたスルーとさせていただきました。

以上、「映画【メカニック】ネタバレ 犬好きのガタイのいい男に注意」の記事でした。

関連する記事

コメントを残す

*