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映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」を鑑賞。世界観よし。スカヨハの背筋よし。

2017年4月7日公開の映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」を観てきました。

原作の攻殻機動隊についてはうろ覚えだったので、先入観なく見た感想を書いています。(なんだか難しいという先入観はあったかも)

やっぱり海外の実写は違いますね。チープな感じが一切ありません。漫画に慣れ親しみすぎている日本人では気づかないようなことを感じ取っている気がします。

それではざっくりとしたネタバレをどうぞ。

・ゴースト・イン・ザ・シェルの予告動画

・ゴースト・イン・ザ・シェルの内容(ネタバレ含む)

近未来では脳を直接ネットワークに繋げるという電脳の世界が広がっていた。ハンカ・ロボティクス社は人間を義体(機械)化する技術を有しており、人間もまた順応するようになっていた。

ハンカ社では極秘プロジェクト2501?(うろ覚え)が行なわれており、義体に脳を移植するというものであった。脳以外は義体のため、人間を超越した力をもつことができる。

はじめて実験に成功したのが、公安9課に所属するミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)であった。

ハンカ社はテロによって脳だけが生き残ったとミラに伝えていた。これが後に波紋を呼ぶ。ミラが時たま見る幻覚が過去の正しい記憶であったが、ハンカ社はそれをバグとして消去していた。

真実を知らずにミラは日々任務にあたる。とある案件でミラは屋上で待機していたが、接触すべき要人が義体化したグループに襲われたため、上官である荒巻大輔(ビートたけし)の命令を無視して突入を開始。

余談だが風景の近未来感が凄い。香港が舞台ではあるが、街中では至る所にホログラム映像が溢れている。最近はプロジェクションマッピングも次々に行われているため、近々出てくる気がする。

ミラはステルス状態になれる光学迷彩のスーツをきており(本当は肉体なのかもしれない)、敵にバレずに侵入、掃討する。義体化グループには芸者ロボット(福島リラ)がおり、オズモンド博士?(マイケル・ウィンコット)の電脳への侵入を許す。

ミラの登場により芸者ロボットは破壊されたが、時すでに遅し。すでにデータは取られた後だった。遅れてバトー(ピルー・アスベック)などの公安9課がやってくる。

芸者ロボットを持ち帰ると、ミラは芸者ロボットにダイブして記憶されているデータを見に行く。すると、芸者ロボットが作られたと思われる場所が判明。首謀者はクゼ(マイケル・ピット)と呼ばれる人物であった。

ダイブは非常に危険な行為で、そこにウィルスなどが仕掛けられている可能性もある。案の定、罠が仕掛けられており、ミラは危険な状態に陥るも何とか離脱に成功する。

ミラはバトーやトグサ(チン・ハン)らと共に、クゼが潜んでいると思われるバーに潜入する。ミラは浪人に捕まるもその場を脱し奥に進む。

するとまたバグのせいか家の幻覚を見る。幻覚が収まると、そこには爆弾が仕掛けられていた。バトーが後から駆けつけると爆弾が爆発する。

ミラはバトーをかばい肉体を損傷し、バトーはミラに守られるも両目を負傷する。

気づくとミラはハンカ社の医務室にいた。隣にはオウレイ博士(ジュリエット・ビノシュ)がおり、芸者ロボットへのダイブについて問われる。

隣の部屋のバトーの元にむかうと、バトーは両目を義体化していた。アニメで見たことのあるバトーである。大塚明夫さんの声しか浮かばない。

次にクゼが狙ったのはダーリン博士(アナマリア・マリンカ)であった。ダーリン博士がプロジェクト2501のデータフォルダを見ていると、背後からクゼに襲われた。

ミラとバトーがダーリン博士の元に到着するも、ダーリン博士は絶命していた。そこでダーリン博士が持っていたデータをミラが確認すると、プロジェクトの関係者が襲われていることが判明。

同じく関わっていたオウレイ博士が心配になる。

心配は的中し、オウレイ博士が二人組に襲われる。二人組の一人をミラが捕まえて質問するも言ってることはデタラメであった。クゼによって偽の記憶を植え付けられていたのだ。

クゼの逆探知が成功し、クゼの居場所が判明する。公安9課はクゼの隠れ家へと向かう。そこには大人数の電脳を利用した電脳ネットワークがあった。

ミラは奥に進むも電気ショックでクゼに捕らえられてしまう。そこでミラは真実を知るのであった。

ハンカ社がバグ修正のために投与している薬は、実は昔の記憶を消すためのものであること。そしてクゼはプロジェクト2501の失敗作であり、何回も実験で殺されたこと。

ミラはにわかには信じれず、クゼを拒絶する。そして自分が何者かがわからなくなった。

バトーがミラとクゼのもとに着くと、クゼは逃走した。一緒ではないがミラも逃走する。

逃走したミラはオウレイ博士のもとにいた。真実を聞き出そうとしていたのだ。オウレイ博士はミラを一人の人間だと思っているため、遂にミラに真実を言う。

投与している薬は過去の記憶を消すためであり、クゼはミラを生み出すまでの失敗作だったことを。助けようとしたが叶わなかったとも言う。

真実を聞いたミラは近くの川に潜りボーっとする。船に上がるとそこにはバトーがいた。水の中には何もない、何も聞こえない、虚無であるとミラは言う。

船を岸につけると、そこにハンカ社の部隊が現れミラは拘束される。

ハンカ社の社長であるカッター(ピーター・フェルディナンド)は、オウレイ博士にミラを処分して改良版を作れという。その場では承諾せざるを得なかった。

オウレイ博士はミラのもとへいき薬を投与する。が、投与した薬は昔の記憶を取り戻すための薬であった。そして何者かが住んでいる場所のメモを渡し、ミラをその場から逃がす。

カッターはやられた!と思いオウレイ博士を射殺する。

ミラはオウレイ博士からもらったメモの場所に向かう。そこには娘を亡くしたハイリ(桃井かおり)という女性がいた。不覚にも桃井さんの登場に驚き、流暢な英語にも驚いてしまった。

娘の名前は素子(もとこ)といい、家を飛び出しスラム街で生活していたとのこと。ここでミラは確信する。自分はもともと素子であったのだと。

事実を知ったミラは住んでいたスラム街に向かう。道中に電脳通信を使い、公安9課全員にハンカ社がサイバーテロを企てていることを告げる。

次々とハンカ社の部隊に狙われる公安9課であったが、荒巻課長を含む皆が返り討ちにする。荒巻課長をよく知らないが、たけしさんの凄みは出ていたと思う。

ミラがスラム街で住んでいた家に着くと、そこにはクゼがいた。そしてクゼをヒデオ(回想:アンドリュー・モリス)と呼び、ミラを素子(回想:山本花織)と呼ぶ。

クゼはミラを自分の電脳世界に連れて行こうと誘うが、ミラはそれを拒絶しここで生きるという。そこへカッターが操作する蜘蛛みたいな多脚戦車とヘリ部隊が登場。

多脚戦車はミラが渾身の力を込めて核を引きちぎり撃退するも、ヘリからの狙撃によりクゼが撃ち抜かれる。ミラも狙われるが、公安9課のサイトー(泉原豊)による狙撃でヘリ部隊は撃墜。

バトーが到着し、ミラを支えてその場を後にする。

陰謀が崩れたカッターであったが、そのままでは終わらない。荒巻がカッターのもとにたどり着きカッターを始末する。カッターは撃たれて水槽に着水するが、その着水がとてもきれい。

後日、ミラは素子の墓にお参りをする。そこにはハイリの姿もあり、ミラはもう参る必要はないと言う。姿は違えど親子の絆は決して切り離すことができないのだと、胸が熱くなる。

ミラは引き続き少佐として生きていくことを決意し、いつもの任務にあたるのだった。

おしまい。

・まとめ

おそらくですが、アニメに比べて非常に分かりやすい内容になっています。

原作を知っているとあーだこーだ思うことはあると思いますが、うろ覚えだったり知らなければかなり楽しめる内容になっていると思います。

これを見ると脳移植って現実はどうなの?と思いますが、ネット上で調べた限りでは今年に初めて行なわれるとか行なわれないとか(頭部移植?)。調べるとすぐ出てきますが信憑性はいかに。

事前にわかっていれば別ですが、ある日目覚めて全然知らない姿形になっていたら、脳が混乱を起こしてその場でショック死しそうです。

以上、「映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」を鑑賞。世界観よし。スカヨハの背筋よし。」の記事でした。

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