トヨタ総合優勝を逃す
いや~実に惜しかったですね。25年ぶりに日本メーカーの総合優勝がかかっていたのですが、最後の最後、まさか残り3分のところで予期せぬパワーダウンが発生し、総合優勝を逃してしまいました。
パワーダウンの原因は?
原因は定かではないですが、以下の噂が流れています。
・ガス欠(流石にギリギリで走らないでしょうけど、給油が短かったとも言われています。)
・燃費向上のエコモードに切り替えたらおかしくなった、または燃料カットなどの押してはいけないスイッチを押してしまった(ま、まさかね。。)
・制御系のトラブル(一番濃厚)
パワーダウンは、中島一貴選手から、止まる3周前から無線で伝えられていたとのことですので、おそらく制御系でトラブルが発生し、パワーが出なくなったのではないでしょうか。止まってからまた走りだしていますので、どうやらガス欠ではなさそうです。しかし、何度も言いますが、なぜこのタイミングで起こるのか、天のいたずらとしか言いようがありません。ただ、24時間走り切るというのは、ルマン24時間の大前提であるため、改善点はいくつかあるのではないでしょうか。来年こそリベンジを果たしてほしいですね。
今季のトヨタドライバーは?
以下の2台で参加しており、1台3名ずつ交代で走ります。日本人はいずれもF1の経験がある2名です。
TS050 HYBRID 5号車
・アンソニー・デビッドソン
・セバスチャン・ブエミ
・中嶋 一貴
TS050 HYBRID 6号車
・ステファン・サラザン
・マイク・コンウェイ
・小林 可夢偉
ところでルマンてどこ?
その名の通り、フランス西部のルマン近郊にあるサルト・サーキットで毎年開催されます。
ここ25年間の日本メーカーの成績とは
最初に謝っておきます。すみません。
1996年~2010年に関しては文献が見つからず、調査中とさせていただきます。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、メッセージくださいますと助かります。
2015年
2号車のトヨタ・レーシングが6位。シャシーはTS040 HYBRID。
2014年
8号車のトヨタ・レーシングが3位。シャシーはTS040 HYBRID。
2013年
8号車のトヨタ・レーシングが2位。7号車のトヨタ・レーシングが4位。シャシーはTS030 HYBRID。
2012年
7号車のトヨタ・レーシングが48位。シャシーはTS030 HYBRID。
2011年
東日本大震災の影響で、日本チームの参戦なし。
1996年~2010年
調査中
1995年
5号車のマツダが7位。シャシーはDG3。優勝は59号車のマクラーレン・F1GTRで、日本人ドライバーの関谷正徳がいた。
1994年
1号車のトヨタが2位。シャシーは94C-V。
1993年
圏外
1992年
33号車のトヨタ・チーム・トムスが2位。シャシーはTS0101。日本人ドライバーに関谷正徳がいた。
1991年
55号車のマツダスピードが総合優勝。シャシーは787B。ちなみにドライバーに日本人はいない。
最後に
2013年以降、トヨタが優勝圏内に常に食い込んでいます。今年はあと1歩というところまできていますので、来年こそは優勝を勝ち取りたいですね。この1歩の差を埋めるのは、地道な改良もありますが、運の要素もあるかと思います。勝利の神(仏)が誰に微笑むのか、勝負の世界は最後までわかりませんからね。
最後まで勝利を望んだものが、勝てるのではないでしょうか。