最近、ペーパードライバーの妻が運転してみようかなという意思を示してきました。というのも今まではマニュアル車だったため、AT限定の免許である妻は運転ができなかったのです。(すみません。。)
そして今月に入ってから時間のあるときにはわたしが同情して、もとい同乗して、数十年ぶりにまともに運転をはじめました。今回はそんな実体験から妻の成長とともに、ペーパードライバーの克服の仕方をまとめます。
・なぜペーパードライバーなのか
運転する機会がなかったか、運転する気もないのにとりあえず免許をとったというケースが多いのではないでしょうか。実家ぐらしなら親の車を借りて練習ができますが、1人暮らしの場合は車をもっているということも少ないでしょう。
というか1人ぐらしで車を持っていたらまずペーパーじゃないか。
運転する機会がない→乗るのが怖くなるというのが定石ですかね。
・なぜ運転が怖いのか
慣れてしまえばなんてことはないのですが、以下の様な不安要素があるので怖いと思っているようです。
・車をぶつけたらどうしよう(電柱とか)
・人とぶつかったらどうしよう
・イノシシとぶつかったらどうしよう
・うしろから煽られたらどうしよう
・縦列駐車しかなかったらどうしよう
・救急車がきたらどうしよう
・交差点で右折がうまくできるか不安
・対向車がきたら怖い
・狭い路地が怖い
・路駐の車が怖い
・ハンドルをどれだけ回せばいいか分からない
・立体駐車場の振るまいが分からない
・車線変更ってどうやるんだっけ?
・バスの攻略方法が分からない
などなど、思うことは色々あると思いますが、結局のところ運転に自信がないことから怖いと感じるのです。ただ、自信だけあっても技術が伴わないのであれば不安は強まる一方となるのも事実です。
では、ペーパードライバーが運転に自信をつけるにはどうしたらよいのでしょうか。
・どうすれば克服できるのか(自信がつくのか)
結論、慣れるしかありません。体に覚えさせるように何度も反復するのです。
そうすればハンドルを何回回さなければいけないというような、理論的な考えは必要なくなります。このコーナーであればこれだけハンドルを回せば曲がれるという感覚を覚えます。
レーサーの方は何十、何百と同じコースを周回することで、目隠ししてでもコースを走れるといいます。体が覚えているからですね。ようは体に染み込ませてしまえば勝ちなのです。
以下のようなステップで感覚が取り戻せるでしょう。まずはステップ1で感覚を取り戻すのが先決です。不安なら初心者マークを付けておくことをおすすめします。回りが気をつけてくれます。
【勘を取り戻すぜ!反復トレーニング】
0.誰かしら日常的に運転している人に声をかけ同乗者を見つける。
1.0で見つけた同乗者に乗ってもらう。まずは家の回りだけを無心で回れるようにする。まだ信号があるような道路には出ず、時計回りで数周、反時計回りで数周運転し、感覚を取り戻す。
2.慣れてきたら、時計回り、反時計回りをやめ、右折、左折を繰り返し行なう。左折の時は左後から原付きなどがいないかを確認し、左折後に右側の線にはみ出さす、きちんと左側の線内で収まるよう調整する。右折の時は、反対車線に右折車がいる場合その右から原付きなどが出てこないか注意し、曲がりながら右後にも何かいないか気を配る。
3.人通りが少ない交差点に向かい、2の注意点を意識しながら何度も信号付きの交差点を左折する。慣れてきたら右折にもチャレンジ。また他の車がいるため、ペースを合わせることも意識する。制限速度+10km/h以内が目安。それ以上出している車に合わせる必要はない。うしろの車を確認する必要もない。間違っても国道1号線や246号線などには入らない。
4.バスが通っているような交通量が比較的多い道路にトライする。3で訓練した他の車に合わせるということの上位レベルを学ぶ。ここでも制限速度+10km/h以内は守ること。左折と右折をガンガントライする。間違っても国道1号線や246号線などには入らない。トレーニングから3週間たった妻はこのレベル。
5.ここまできたら、だいたい勘は取り戻せているはず。自分の運転にも自信がついてきた頃で、運転が楽しくなっていると感じてくる。楽しいと感じてきたらどこでもいけるんじゃね?と思ってくるので、いよいよ国道1号線などの大通り(2車線以上)にチャレンジする。
まずは一番左のレーンで流れにのる。時代の流れに乗れたと確信したら、レーン変更及び追い越しにトライする。右車線へ変更、左車車線へ変更、右車線へ変更、左車線へ変更。あまり変更し過ぎると回りから何だこいつと思われるので、1km過ぎたら1回、この直線では1回ぐらいにとどめておくと良い。あくまで自然を装うことを心がける。
6.ここまできたら運転する分には問題ないところまで来ている。続いて駐車にチャレンジする。まずは自宅の駐車場で、左後に止める場合と右後に止める場合の練習を感覚がつかめるまで練習する。最近の車はバックカメラが付いているが、左右の距離感は必ずサイドミラーで目視すること。切り返しが1回で済むようになったら、駐車場が平置きのスーパーなどで試してみる。
立体駐車場もチャレンジしておくといい。立体駐車場は比較的通路の幅が狭いので、後からのプレッシャーが一番気になるところだと思う。ここまでできればプレッシャーに耐える訓練も必要なく、すんなり駐車できることだろう。
7.駐車ができればあとは遠征に必要な高速道路のみ。高速道路は入ってしまえば左車線を制限速度で走行するだけとなるため、合流のところだけ気になるところだと思う。合流時には、Powerモードやドライブモードなど加速が上昇するモードにして80km/hぐらいの速度を保ち、右後(左後の場合もあり)に車がないことを確認しつつゆっくりレーンに入ればいい。
8.ここまできたらあとはあなたの自由。1人でガンガン運転して色々なところに出かけよう。ただ、初心忘れるべからずで、左折時、右折時など確認するところは必ずすること。怠慢な運転は思わぬ事故を招く。
・まとめ
運転は慣れてきた頃が楽しくもあり、もっとも注意すべき時でもあります。ペーパードライバーを克服するには、反復練習をして自信をつけることが一番です。免許はとっているため、頭の片隅にはきっと感覚が残っているはずです。
感覚を取り戻し、運転が楽しく思えたらこっちのものです。怖い怖いでやらないのではなく、一歩踏み出す勇気が大切ですね。これは運転に限ったことではありません。よりよい人生にするには必要不可欠な要素です。
ちなみにトレーニング0番の同乗者が見つからない場合、自動車学校で開講しているペーパードライバー教習に参加するのも一つの手です。数万円の出費がかかるというおまけつきですが。
以上、「今からでも間に合う!ペーパードライバーを克服する方法はこれ」の記事でした。