雑記

自動車任意保険の解約は等級アップのことも考えた方が良い

先日、自動車保険の更新通知が届いており(満了の1ヵ月半前)そのまま放置していたところ、満期日まで1ヵ月を切ってしまいました。

実は、ちょうど更新通知が届いた頃に保険対象の自動車を売却したため、解約の依頼を出そうと思っていたところだったのです。

1ヵ月を切ったころに「あ、1ヵ月切ってしまった、これは来月も払わなくてはならないか?」と思って保険の担当者に電話しました。

案の定「あぁ~惜しいですね。1ヵ月切ったら次月も払ってもらうしかないですね~」とのこと。ただ、次の車も早めに決めたいなと思っていたので、次月分払っても良いので解約しようと思っているのですがという意を伝えたところ、「そうですか~では中断証明書をお出ししたほうがいいですよね。ただ、満期日にならないと等級は上がりませんがいかがいたしましょう?」とおっしゃいました。

そう、1年の契約期間の満期を持って等級は1上がるという基本を忘れていたのです。途中解約すると、等級は今の契約のままとなります。あと1ヵ月で等級が上がった状態で引き継げるのに、わざわざ現在の等級で引き継ぐ必要はないですよね。

ただ、1~20ある等級で20の方は上記のとおりではありません。最大等級であるので、等級を上げるということを意識する必要がないからですね。常に安全運転することで、等級を下げないことだけを意識すれば良いです。

ちなみに、2015年10月1日以降のノンフリート等級の等級別割増引率は次のとおりです。(割増引と聞いて最初「ん?」と思うかも知れませんが、事故ばかり起こしていると等級がどんどん下がって行き、等級1ではとんでもない増額となります。)

【ノンフリート等級割増引率】

等級 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
事故なし(%) +64 +28 +12 -2 -13 -19 -30 -40 -43 -45
事故あり(%) +64 +28 +12 -2 -13 -19 -20 -21 -22 -23
等級 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
事故なし(%) -47 -48 -49 -50 -51 -52 -53 -54 -55 -63
事故あり(%) -25 -27 -29 -31 -33 -36 -38 -40 -42 -44

割増引率を見ると、事故あり・事故なしの差が歴然であるのは当然のこと、等級1の割増率が大きいですね。まぁ保険は事故を起こす人のための保険ではないので、当然の増額かと思います。毎度毎度保険で払っていては、保険会社はビジネスとして成り立ちませんからね。

また、等級20の割引率も大きいです。等級11~19までは1ずつ割引となっているのに対し、8%も割引となっています。自動車保険に入る場合は、この等級20を目指して安全運転を心がけましょう。

ちなみに等級が下がる事故には、3等級下がるものと1等級下がるものがあります。たとえば3等級下がる事故を起こすと、3年の間は「事故ありの料率」となり、3年間は事故ありの料率で等級が上がっていきます(無事故であれば)。

結局、私は等級アップのために1ヵ月後の満期をもって、新規車の購入と自動車保険を更新することにしました。実際計算してみると、今回の1ヵ月分の月額を回収する料率までは相当先になってしまうのですけどね。まずは等級20を目指すこととします。

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