見ましたか?8/20(土)放送の名探偵コナンで、毛利小五郎が飲酒運転をしていました。経緯は以下放送内容のとおりです。最初からざっくりいきますね。
タイトルは「初恋の人思い出事件(前編)」で1998年に放送された再放送です。絵のクオリティが全然違いますが、昔の声優の声が聞けて嬉しいというのもありました。
コミックでいうと18巻らしく、当時も物議を醸していたようですね。ちなみに今何巻まで出ていると思いますか?90巻ですよ、90巻。推理モノでこれだけ続けれるとは、原作者を敵に回したくないとつくづく思います。
・8/20の放送内容
1.工藤新一の家に招かれざる客
ある日、毛利小五郎の娘である毛利蘭と、その友達である鈴木園子、謎の少年江戸川コナンの3人で高校生探偵 工藤新一の家を掃除していました。
その時、新一が中学生の時サッカー部のマネージャーであった内田麻美パイセンがきて、東都大学の推理同好会で誕生日パーティをするというお誘いがありました。(正確には麻美パイセンが新一に手紙を送ったが、新一は既読スルー。代わりにいきたいと園子が志願する。)
蘭は麻美先輩と新一の関係が気になり、園子は東都ボーイを捕まえるために参加を表明しました。そして、探偵の世界では知らぬ人はいない蘭の父親である毛利小五郎が、保護者という名目で参加となりました。小五郎本人は東都ガールを見るためでしたが。
2.貸別荘での誕生日パーティ
はい、小五郎おじさんはすでに酔っ払っており、顔も赤ら顔です。招待客は、いけ好かない部長(男)、いけ好かない副部長(女)、ふとっちょさん(男)、スポーツマンぽい人(男)、バイク女、麻美パイセンら大学の同好会仲間と、蘭、園子、コナン、小五郎おじちゃんの10名です。
3.思い出のレモンパイ
ここで、麻美先輩が新一がレモンパイが好きだったことを蘭に告白。蘭は幼なじみであるのに新一の好物すら知らず、流石にショックを受けていた様子。
麻美先輩は新一がくるかもしれないと思いレモンパイを作ってもってきていたが、結局来なかったため、蘭に「ユー、作っちゃいなよ」と提案し、蘭は快諾。
大学の仲間は麻美パイセンのレモンパイがまだかまだかと待ちきれない様子。ところがいざ出てきたのは蘭が作ったレモンパイ。形が若干いびつなため、誰も口にしようとしない。
しかし、1人が食べたところ美味いと絶賛する。すると、俺も俺もとなりあっと言う間に完売した。まさに愚の骨頂。人を見た目で判断するなといういいお手本である。まぁレモンパイの見た目ではあるが。
4.カラオケ館に移動
時刻が23時50分となり、いけ好かない部長がカラオケを予約していると発言する。いいから寝ろ。特にコナンくん。まさか一緒に付いて行くとか言わないよね?
この時、麻美先輩が睡眠薬を飲まされたかのように寝ているので、麻美先輩を残してみんなでカラオケ館に移動する。何もなかったかのようにコナンくんもカラオケ館に移動する。
5.曰くつきの場面登場
午前3時にもなると、次第にカラオケに飽き始める。ここで小五郎おじさんがそろそろ別荘に戻るかと提案する。ふと、小五郎が別荘に目を向けたところ、別荘がごうごうと燃えている。
トイレやふらふらしている連中が都合よく帰ってきたので、慌ててみんなで別荘に戻る。この時である。小五郎おじさんがレンタカーで別荘まで運転しているではないか。いいのかい?
6.ヘルメット+空手
別荘につくなり蘭がコナンからヘルメットをもらってかぶり、蘭とコナンは燃え盛るハウスに突入する。麻美先輩が寝ていたのはリビングのソファーだったので、リビングをめざす。リビングの扉には鍵が掛かっており?蘭さんが蹴り飛ばして開けると、そこには麻美パイセンが床に突っ伏していた。
幸いにも床にいたため、一酸化炭素をあまり吸っておらずまだ生きている。が、ここで蘭も意識を失ってしまう。
7.麻美先輩は生きていた
蘭が目を覚ましたのは病院のベッドの上であった。隣には麻美先輩も寝ている。どうやら無事だったようだ。なぜ麻美先輩はずっと寝ていたのか、なぜ別荘が燃えてしまったのか、というところで後編に続く。
・毛利小五郎の飲酒運転について
放送を見る限り、間違いなく毛利小五郎は飲酒運転をしています。ここで飲酒運転について確認してみましょう。まず飲酒運転には2種類あります。
・酒酔い運転
アルコール濃度に関わらず、アルコールにより正常に運転できない可能性がある状態をさす。2002年5月末までは違反点数15点となっていたが、2009年6月以降は35点となっている。
・酒気帯び運転
血中アルコール濃度、あるいは呼気中アルコール濃度が一定量に達している状態をさす。2002年5月末までは呼気中アルコール濃度0.25 mg以上で違反点数6点であった。2009年6月以降は0.15 mg以上で違反点数13点、0.25 mg以上で違反点数25点の行政処分が課せられる。
→2009年の道路交通法改正の詳細はこちら
次に刑事罰を見てましょう。
2007年9月19日の道路交通法改正施行により、酒酔い運転の罰則が「5年以下の懲役又は100万円以下の罰金」、酒気帯び運転の罰則が、「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」へとさらに厳罰化された。また、飲酒検知を拒否した場合も「3月以下の懲役又は50万円以下の罰金」と強化された。(Wikipediaより引用)
ちなみにこの回は1998年5月11日に放送されたものです。つまり、2002年5月の道路交通法改正前の話のため、当時は今と比べればあまり話題にならなかったのでしょう。
午前3時時点の小五郎おじさんは若干アルコールが抜けており、フラフラしている様子はないので酒気帯び運転(0.25mg以上)になるかと思います。1998年当時なら違反点数13点で免停で済みますが、2016年では25点となり免許取り消しとなります。
違反点数がどうであれ、犯罪は犯罪です。今放送するなら緊急車両を呼んで同乗するか、代行運転してもらうかのどちらかにしなければなりませんね。
・まとめ
現在では飲酒運転をさせたということで同乗者も同じレベルで罰則を課せられます。つまり、再放送ということを知らない視聴者は同乗者全員が犯罪を犯していると認識してしまいます。
再放送するにしても、内容が今の時代に適しているかどうかはチェックすべきですね。思わぬ口撃を受けることになりかねません。
今回はアニメの話をしていますが、飲酒運転は本当にやめましょう。一瞬で人生を壊しかねません。特に、俺は私は大丈夫だと思っている人が一番危険です。
以上、「8/20放送の名探偵コナンで毛利小五郎が飲酒運転している件」の記事でした。