雑記

錦織圭 過去のオリンピックの成績とリオで立ちはだかる強敵

2016年8月5日(金)~21日(日)の間にリオオリンピックが開催されます。安定してメダルを獲りそうなレスリングの吉田沙保里選手をはじめ、いろいろな方にメダルの期待がかかります。

その中で、最近何かと話題のテニスの錦織選手に焦点を当てます。

・錦織圭の過去のオリンピック成績

・2008年北京オリンピック
結果:一回戦敗退
対戦相手:ライナー・シュットラー(ドイツ/2012年引退)
試合結果:4-6, 7-6, 3-6 
備考:第2セットは0-5から7-6でセットを奪う粘りを見せた。男子シングルスでは、松岡修造のアトランタ五輪(1回戦敗退)から12年ぶりの日本人選手出場。金メダリストはラファエル・ナダル。

・2012年ロンドンオリンピック
結果:ベスト8(準々決勝敗退)
1回戦:バーナード・トミック(オーストラリア)7-6,7-6
2回戦:ニコライ・ダビデンコ(ロシア/2014年引退)4-6, 6-4, 6-1
3回戦:ダビド・フェレール(スペイン)6-0, 3-6, 6-4
準々決勝:フアン・マルティン・デル・ポトロ(アルゼンチン)4-6, 6-7
備考:男子シングルスでの勝利は原田武一のパリオリンピック以来88年ぶり。金メダリストはアンディ・マリー。

・リオオリンピックの強敵

ブラジルで発生したジカ熱のために、出場を辞退している選手が続出しています。また、日程的にも他のトーナメントの合間に開催されることもあり、過密スケジュールが今後に影響してくるという懸念から辞退した選手もでてきました。

錦織選手も過密スケジュールとなっています。

7/25~7/31:ロジャーズ・カップ (カナダ)
8/6~8/14:リオオリンピック(ブラジル)
8/14~8/21:ウエスタン&サザンオープン(アメリカ)
8/29~9/11:全米オープン(アメリカ)

また、今回のオリンピックより世界男子テニスツアーATP(Association of Tennis Professionals)や世界女子テニスツアーWTA(Women’s Tennis Association )のポイントが分配されなくなりました。

ロンドンオリンピックでは、金メダルは750ポイント、銀メダルは450ポイント、銅メダルは340ポイントというマスターズツアー1000とワールドツアー500の大会の間のポイントがもらえていました。これには錦織選手本人も残念に思っていたようですが、「日本人代表として試合ができることを誇りに思う」とモチベーションは別にあることを明らかにしていました。

少し前置きが長くなりましたが、出場するであろう強敵選手は次のとおりです。
※()内はATPランキング

・ノバク・ジョコビッチ(1位)
・アンディ・マリー(2位)
・ロジャー・フェデラー(3位)
・ラファエル・ナダル(4位)
・スタン・ワウリンカ(5位)

はい、特に何もひねったことはございません。期待させてすみません。どの大会でも同じように、やはりビッグ4含むランキング上位は強いです。いずれの選手にも錦織は勝った経験はあるので、十分に金メダルを狙えると思います。

そういう点では一番の強敵は自分自身となりますね。メンタルが強い方が勝ちます。

・さいごに

日本人の代表としての期待が選手にはかかってくると思いますが、期待なんかはロッカーにでもしまっておいて、実力を発揮していただきたいですね。一番悔やむのはやはり本人ですので、本人が納得のいくプレーさえできれば勝ち負けは二の次でいいのではないでしょうか。

あと個人的に気になるのが、フェデラーとワウリンカのダブルス、ウィリアムズ姉妹のダブルスです。シングルスの選手がダブルスに出場するという見慣れない光景も、オリンピックの魅力の一つではないでしょうか。

以上、「錦織圭過去のオリンピックの成績とリオで立ちはだかる強敵」の記事でした。

※フェデラー&ワウリンカ、ブライアン兄弟の歴史的一戦はこちら

 

(追記)

錦織選手、1回戦を危なげなく通過しましたね。アルベルト・ラモス=ビノラス選手(スペイン・33位)に2-0(6-2,6-4)で勝利しました。

2回戦はジョン・ミルマン選手(オーストラリア・75位)との対戦です。初対戦なので最初は探りあいがあると思いますが、流れをひきよせて勝利を収めたいですね。放送は8/9(火)か10(水)になります。

オリンピックの競技でこれどんな競技なの?という疑問がある方は以下記事を参考にどうぞ。

リオオリンピック開幕!これってどんな競技?聞き慣れない競技(種目)をまとめた

(2016-8-11追記)

2回戦もジョン・ミルマン選手相手に2-0(7-6,6-4)で勝利しました。ノバク・ジョコビッチ選手が初戦敗退という衝撃的な展開となっていますので、錦織選手にさらなる期待がかかりますね。

3回戦はアンドレイ・マルティン選手(スロバキヤ・121位)との対戦です。BS1の放送は8/12(金)午前2:00-3:50となっています。

(2016-8-12追記)

3回戦アンドレイ・マルティン選手との対戦も2-0(6-2,6-2)で勝利しました。錦織選手は終始安定したプレイで危なげない試合展開でした。準々決勝は8/13 1:30よりガエル・モンフィス選手(フランス・11位)との対戦です。

(2016-8-13追記)

準々決勝いや~熱戦でしたね。2-1(7-6,4-6,7-6)で3時間に及ぶ激闘を制しました。ただ、この疲れが準決勝に響かないかが心配です。いよいよ準決勝はアンディ・マレー選手(イギリス・2位)との対戦です。8/13 23:55よりNHKで放送予定です。

もう一方の対戦はラファエル・ナダル選手(スペイン・5位)とフアン・マルティン・デル・ポトロ選手(アルゼンチン・141位)の組み合わせとなっています。

デル・ポトロ選手は2010年にはATPランキング4位までいった実力者です。ケガにより順位を落としておりますが、ケガが完治しているとしたらどちらが勝つか分かりません。こちらも楽しみなカードとなっていますね。

(2016-8-14追記)

錦織選手残念でした。やはりアンディ・マレーは強いですね。0-2(1-6,4-6)で敗れましたが、踏んできた場数が違うといった経験の差のように見えます。

錦織選手が技術で遅れを取っているようには見えなかったので、いかにミスをしないかがポイントでした。試合後のインタビューで錦織選手本人も言っていました。「自分のミスが多すぎました。マレーのような安定感が出せなかった」と。

まだ3位決定戦が残っていますので、本人として悔いが残らないプレーができればいいですね。試合は8/15(月)1:30から開始です。対戦相手はラファエル・ナダル選手となり、錦織選手からみたら1勝9敗という大きな相手です。

一球一球丁寧に、そして冷静なプレーをすれば勝機は見えてきます。期待してその日を迎えましょう。

(2016-8-15追記)

やりました!錦織選手3位決定戦に勝利しました。相手はあのナダル選手だというのに、今回は錦織選手がミスなく、ナダル選手のミスが目立った展開となりました。

2-1(6-2,7-6,6-3)というセットポイントでしたので、さすがにあっさりとはいきませんでした。オリンピックという特別な舞台での勝利は、今後の錦織選手の成長に大きく影響していくことと思います。

3セット目に入るとき、錦織選手が長くトイレ休憩をとっていたので、観客はまだかまだかと待ちきれんばかりの様子でした。主審の注意がなかったため問題はなかったようですね。会場に飲まれることなく気持ちを切り替えることができたので、さすがトッププレイヤーです。

錦織選手、大変お疲れ様でした。8/29より全米オープンがはじまりますので、体調を整え頑張ってください。

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