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映画グランドイリュージョン2 催眠術があれば何でもできる


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2016年9月1日より映画グランドイリュージョン2(原題:Now You See Me 2)が日本で公開されました。

イリュージョンと言っても映画なので何でもありなのですが、今回はあの有名なプロマジシャン「デビッド・カッパーフィールド」が監修しています。

ということは、頑張ればイリュージョンで披露できるのでしょうか。と言っても今作ではほとんどイリュージョンはないので何ともといったところです。

それではネタバレとともレビューします。

0.グランドイリュージョン2予告動画

1.ディランの過去

物語はディランの幼少期の回想からはじまります。ディラン・ローズ(マーク・ラファロ)FBI捜査官の父は有名なマジシャン、ライオネル・シュライクでした。

サディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)にマジックのトリックを暴かれ、再起をかけて金庫からの水中脱出マジックを実施するも、リミットである300秒を超えてもライオネルは出てこない。

ライオネルは、万が一の時には袖に仕込んだウルトラC、もといウルトラEで脱出できるから大丈夫とディランに声をかけていたが、ウルトラEの発動もあえない幕切れであった。

イリュージョンてリスク対策を万全に施してやるもんじゃないんですかね。確かに、観客にリアルなところを見せる必要はありますが、万が一のためにダイバーを待機させておくとか、避難方法を何重にも重ねていると思うのですがどうなんでしょう。

2.フォー・ホースメンの再集結

前作の事件から1年間身を潜めていたフォー・ホースメンであったが、神の声である秘密組織「アイ」の指令により再集結することになる。

メンバーの紅一点であったヘンリー・リーブス(アイラ・フィッシャー)はリアルで妊娠中のため、今回は代役としてルーラ(リジー・キャプラン)が務めた。

他のメンバーは前作と同じ、J・ダニエル・アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)、メリット・マッキニー(ウディ・ハレルソン)、ジャック・ワイルダー(デイヴ・フランコ)の3人である。

これに5人目のメンバーとしてディランが加わる。つまりファイブホースメンである。

フォー・ホースメンは何をしているのかというと、悪徳業者の陰謀暴露である。知名度の高い4人が全世界に向けて悪徳業者を暴露することによって善良な市民を守っている。

3.octa社の陰謀

フォー・ホースメンがアイから依頼された内容は、octa社の新技術がプライバシー侵害のなにものでもない代物であったため、octa社のニューヨークでの新製品イベントにてそれを暴露するというもの。

4人はそれぞれ役割を分担してocta社のCEOであるオーウェン・ケース(ベン・ラム:Ben Lamb)に近づき、メリットの催眠術によりオーウェンを操る。そして、イベント会場にフォー・ホースメンがド派手に登場する。

潜入時のアトラスの変装シーンとかが見ていてカッコいいですね。それとジェシー・アイゼンバーグの早口な喋り方が個人的に好きです。次から次へとまぁよく言葉が出てくるものだなと。

4.逆に暴露される

イベント会場で登場した4人が暴露しようとした瞬間、会場が別の人間に乗っ取られる。そして、逆にフォー・ホースメンについて暴かれてしまう。

ジャックが生きていたということや、FBI捜査官としてきていたディランが実は5人目のホースメンであることなどを暴露され、5人は会場から逃げ去ることになる。

脱出経路として用意していた脱出シューターにディラン以外の4人が入ったところ、シューターには変な文様が描かれており、脱出した先は見知らぬ中華料理屋の厨房であった。

外に出てみると、そこはニューヨークではなく、なんとマカオ(中国)であった。その距離ざっと10,000km弱。一体どうやったというのか。

5.あの魔法使いが黒幕

フォー・ホースメンが脱出用シューターで降りたらニューヨークからマカオにきていた件は、すぐに催眠術によりずっと眠らされていたことが判明。

催眠術をかけたのは、なんとあのハリーポッターであった。本物の魔法使いである。エクスペクトパトローナムである。(すげぇ、Google日本語入力でエクスペクトパトローナムすぐにでてきた笑)

ハリーポッターは置いといて、ウォルター・メイブリー(ダニエル・ラドクリフ)が科学の力で催眠術をかけた。脱出用シューターに描かれていた文様が催眠作用があるものだったらしい。

実は本物のシューターは6m先にあったのだが、フォー・ホースメンは焦っていたことから躊躇なく手前のシューターに飛び込んでしまった。マジシャンたるもの常にあたりを見渡す冷静さが必要なのではないか。

ウォルター自身にそんな力はなく、側近として置いていたメリットの双子の弟チェイス・マッキニー(ウディ・ハレルソン)が兄と同じく催眠術を使うため、それを装置化したのである。

そもそもフォー・ホースメンの情報が漏れていたのもチェイスの仕業であった。チェイスがメリットのところにピザを届けた際に、催眠術で洗脳し情報を得ていた。催眠術師でも不意をつかれたら喰らってしまうようである。

そういえばお笑いコンビのロッチが催眠術のネタをやってたっけ。結構面白かった気がする。「ロッチ 催眠術」でyoutubeで検索すると出るので、気になった方はチェック。(著作権的に載せれないのでご勘弁を)

6.マジシャンの聖地でお買い物

ウォルターはocta社のCEOであるオーウェンと共に歩んできたが、オーウェンの私利私欲のためウォルターは変人扱いでプロジェクトから降ろされていた。

その復讐のため、ウォルターはocta社に情報収集チップを盗みに行くようフォー・ホースメンに命じた。ウォルターはマカオの裏社会を牛耳っており、フォー・ホースメンは歯向かえば即あの世行きとなる。

やると決めたフォー・ホースメンはマカオのマジシャンの聖地(ショップ)に向かう。ちなみにマカオはマジック発祥の地であるとのこと。

店には老婆ブブ(ツァイ・チン:Tsai Chin)とその孫であるリー(ジェイ・チョウ)がいた。この時はまだこの2人が秘密結社アイのメンバーだということは誰も知らない。いかにも怪しいですけどね。こいつら只者じゃない感はんぱないです。

7.今作一番の見せ場カードパス

カードと言っても遊戯王とかではありません。マジシャンのカードといえばもちろんトランプです。

マカオのマフィアのボスを催眠術で操り、難なくocta社のカードが保管されている研究所に入り込む。ジャックが偽物のチップとすり替えると、それをトランプのカードの裏に貼り付ける。

ここからがカード遊びのはじまりである。

と、その前に。チップが取り外された瞬間アラームが鳴らないことが不思議。なんて不用心なのか。入るまでには金属探知機やらで厳重注意していたにも関わらず、あっさりとチップのすり替えが完了してしまう。

これ、現実にもありそうな話ですね。内部に実行犯がいたらあっさりと犯行できちゃうパターン。誰が触るにしても厳重に管理しておかないとダメです。ましてや企業の核となるものであれば尚更かと。

チップを盗んだ際に、フォー・ホースメンは身体検査を受けることになる。ここでそれぞれが身体検査を受けている間、見つかると思ったら別の人にカードをパス。パス。パス。

見せ方としてはカッコいいの一言ですが、そんなにパスする必要ないでしょうに。見せ場なので当然ではあるのですが、かえって不自然でバレる気がします。

カードさばきはジャックの得意分野なのですが、このチップすり替え作戦のために他のメンバーも特訓していました。実は劇中だけでなく役者たちもかなり特訓したようですね。

そして無事にチップを回収すると、アトラスは市場に向かいます。

8.一方ニューヨークのディランは

父を殺したと思っている因縁の相手サディアスを前作で収監したが、サディアスがフォー・ホースメンの行き先を知っているということで脱獄させる。

ディランは5人目のフォー・ホースメンとして素性がバレているため、収容所の職員に催眠術を使ってサディアスを脱獄させる。

サディアスはすぐにマカオに飛ぶといい、ディランとサディアスは共にマカオのマジシャンの聖地に向かう。

マジシャンの聖地では、ディランの父であるライオネルが水中脱出の時に使った金庫のレプリカが置いてあった。すると、老婆ブブがライオネルの贈り物だとディランに時計を授ける。

その間にサディアスは棺に入り姿をくらませる。

9.再会

アトラスは市場でアイにチップを渡す約束をしていたら、そこにディランが現れる。しかし、アトラスは今はあんたの助けは必要ないからと突っぱねるが、アイに電話したことがあっさりバレる。

そこへアイが訪れるはずだったのだが、来たのはウォルターであった。アトラスははめられたのである。アイに電話したと思っていたが実はウォルターにつながっていた。

アトラスを逃し、ウォルターの側近数名とディランが暴れまわる。ディランはマジックを駆使して善戦するも、あえなく撃沈。ウォルターに捕まってしまう。

10.よくない再会

捕まったディランが目を覚ますと、そこにはアーサー・トレスラー(マイケル・ケイン)の姿があった。ウォルターはトレスラーの非嫡出子(法律上の婚姻関係がない男女の間に生まれた子ども)だったのだ。

トレスラーは前作でフォー・ホースメンに銀行の預金を全部持って行かれた経緯もあり、因縁の相手である。

ディランは父が使った水中脱出の金庫に入れられ、川に沈められてしまう。ここで、冒頭に出てきた袖に仕込んだウルトラEの出番である。マカオの聖地でもらった時計に鍵が仕込まれていた。

ディランはなんとか脱出するも川底で力尽きるが、こっそりとウォルターの後をつけていたフォー・ホースメンによって助けられる。

う~ん、ウォルターくん悪役になりきれていませんね。子供のお遊びじゃないんだから、確実に仕留めないと。確認しないと後々自分の首を締めますぞ。

11.やっぱりアイのメンバー

マジシャンの聖地に戻った5人はすぐにウォルターを裏手に取る作戦に出る。匿名性が大好きなウォルターくんの悪事を全世界に配信してしまおうという作戦である。

だが、作戦の結構には味方の人数が足りない。そこで登場したのが、老婆ブブと孫のリーである。2人は秘密結社アイのメンバーであった。これで100人力である。

12.最終決戦

最終決戦はロンドンで行なわれた。フォー・ホースメンそれぞれが路上パフォーマンスをはじめる。

ジャックはカードマジックを、ルーラは鳩のマジックを、アトラスは雨を操るというマジックを見せる。ジャックとルーラはしょぼすぎるだろうという感じですが、アトラスの雨を操るところはカッコいいです。映像に魅せられます。

メリットはというと、チェイスに見つかり目的地がテムズ川ということがバレてしまう。ここでチェイスにぶつかる人がいたのだが、実はジャックでありチェイスに催眠術をかけていた。

作戦がバレたことでフォー・ホースメンは一斉に路上パフォーマンスをやめ逃げ出すが、トレスラーとウォルターに捕まってしまう。

だがこの時点で既に術中にはまっていたのはトレスラーたちの方だった。フォー・ホースメンを捕まえ飛行機に乗る前に、トレスラーとウォルターはフラッシュで光を浴びせられていた。この時に催眠術にかけられていたのである。

目には目を歯には歯をというやつですな。

トレスラーとウォルターは催眠術にかかっているとも知らず、飛行機が飛んだと思いフォー・ホースメンを飛行機から落としてご満悦の様子。だが120万ドルのワインの味の異変に気づき、ボトルをよく見るとそこには愚者のカードが貼ってあった。

飛行機の窓の外にはフォー・ホースメンが立っている。まんまとやられたのであった。手のひらの上で踊らされていたのはお前の方だったのだ。

13.エンディング

飛行機が離陸したと思わせるイリュージョンの種明かしと、ウォルターの生き様を全世界に配信し、ウォルターの野望は崩れ去った。

そしてFBIが逮捕しにくると、5人のフォー・ホースメンは忽然と姿を消す。

別の日に5人のフォー・ホースメンは、秘密結社アイの隠れ家グリニッジ天文台へと向かう。そこでディランはサディアスから真実を聞かされる。

実はサディアスとライオネルは良き仲で、大衆向けに不仲を演じていたのであった。そしてサディアスはアイのリーダーであった。

サディアスに案内された扉の向こうには、アイのマークを示す螺旋階段があり、エンドロールへ。

・チップの謎

11でマジシャンの聖地に戻ってきた際に、盗んできたチップをジャックが偽物と判断しました。ウォルターはフォー・ホースメンが本物のチップを持っていると思っているため、ロンドンにウォルターが付いてくるだろうとフォー・ホースメンは確信していました。

が、最後の飛行機の中でウォルターに奪われた際にウォルターが機械を使って調べたところ、本物と判断されました。ここで多くの方が、ん?どういうこと?と疑問に思ったのではないでしょうか。

決定的なものはないですが、個人的には以下かと考えました。(何か決定づけるものがあれば教えて下さい)

・ウォルターは既に催眠術にかかっており、偽物を本物と認識した。
→じゃあ本物はどこなの?

考え1.一番最後にチップを手にしたのはディランのため、ディランがもっている。
考え2.研究所で最後にチップを手にしたのはルーラのため、ルーラがもっている。
考え3.そもそも偽物のチップを持ち出した。本物は研究所にいたアイのメンバーがもっている。

んー他になにかあるかな。あれば気軽にコメントお待ちしております!

・まとめ

いかがでしたでしょうか。細かい描写を含めると全然書き足りないのですが、雰囲気がつかめれば幸いです。

前作もそうでしたが、内容はどうであれこの映画は魅せるシーンが随所に施されています。なんたってイリュージョンですからね。魅せずして何を観せるのかと。

あとは役者ですね。マジシャンの演技って難しいと思います。べらべら喋って観客の注意をそらしたり、マジシャンの雰囲気を作り出すのは相当練習を積まないとできないでしょう。

そして、今作といえば催眠術の有能さに心を奪われます。これは会得するしかありません笑。

以上、「映画グランドイリュージョン2 催眠術があれば何でもできる」の記事でした。

▼本作品のサウンドトラックはこちら

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コメント

  1. 匿名好き より:

    分かりやすいまとめありがとうございます。自分も観てきて、あのチップの場面では「うん?」と思ったのですが「盗んだチップは偽物だったハズなのに飛行機で起動した」というのは、「あの飛行機が偽物ということを表していた」伏線的な演出ってことはないですかね?

    1. kanshin.jp より:

      こちらこそ読んでいただきありがとうございます。私たち視聴者側も、あの飛行機がまさか偽物とは思っていなかったので、「チップが偽物=飛行機が偽物」ということを示唆していた可能性がありますね。なるほど~

  2. つぐこ より:

    研究所にいた七三分けで髭を生やしていた男性が、アイの隠れ家出てきたということは彼もアイのメンバーだったということですかね?

    1. 管理人 より:

      そういうことになりますね。
      七三分けの髭の男性はアレン・スコットフランク(Allen Scott-Frank)といい、
      ヘンリー・ロイド・ヒューズ(Henry Lloyd-Hughes)が演じています。

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