ゴールデンウィーク初日の2016年4月29日午前10時頃、新東名高速の上り平島トンネルにて2台の車が衝突し、後続の12台が玉突きとなる事故が発生しました。衝突の2台は炎上しましたが、駆けつけた消防隊員により45分ほどで消化されました。
幸いにもこの事故で負傷者はいないとのことです。なお、16時半時点で2台の車はレッカー車により取り除かれましたが、付近に散乱したパーツなどの破片の除去や道路の補修により、現在でも「森掛川IC」→「島田金谷IC」間の上り線で通行止めとなっています。(先ほど18時前に解除されたようです。)
大型連休になると必ずといってもいいほど発生するのが高速道路の事故。原因は様々ですが、人的要因が一番高いと思います。渋滞が発生していれば多くの人はストレスがたまってくるのではないでしょうか。ストレスが高まっていくと徐々に注意力が散漫になり、前の車が動いたと思ったら実は動いておらず衝突してしまうということもあります。
東名高速に関しては、新東名高速(御殿場JCT~三ケ日JCT)が開通した2012年4月14日以降、東名高速の静岡県(焼津や清水など)で発生していた渋滞が改善されました。ただし、当初より予想されたことですが新東名と東名を結ぶ上記JCTの連結部で渋滞が発生するようになりました。
この連結部の渋滞は、2016年2月13日に開通した「浜松いなさJCT~豊田東JCT」間の新東名高速延伸により解消が期待されていましたが、実際はどうなのでしょうか。最近東名を走っていないのでわかりませんが、少しでも解消されていると良いですね。
今回の原因はまだ不明とのことですが、場所的には静岡県内でもあまり渋滞しない箇所と思われますので渋滞による人的原因ではないと思われます。そうするとスピードの出しすぎにより車の制動が利かなくなったことが考えられますが、スピードの出しすぎであれば負傷者がいないわけがありません。
負傷者がいないことより、制限速度内で走っていたが前方車両の車が何かを踏んでタイヤがパンク(バースト)し、慌ててブレーキをかけたが後方車両の車はブレーキが間に合わず接触してしまったということが考えられます。
いずれにせよ高速道路でも何が起こるか分かりません。自分は大丈夫だと思っていても巻き込まれる可能性があります。前後左右くまなく注意を払い、いつでも停止が可能な程度の車間距離をとって走行しましょう。
渋滞時も同じく前の車と距離を詰めすぎるのではなく、車一台程度の車間は保って走行しましょう。そこに割り込んでくる方もいらっしゃいますが、そこで感情をあらわにするのではなく冷静な対処を心がけてください。