天災にあらがう

知ってた?日本は台風の呼び方でカテゴリー別の階級を表している

今年もぼちぼち台風が日本列島にやってくる季節となりましたね。今回は台風関連で気になった情報をまとめました。

一般の人は基本的に台風の何を調べたいのかというと、台風の進路や強さなどに関するリアルタイムの情報がほとんどだと思います。そのあたりは気象庁に任せるとして、ここでは台風に関する豆知識をお届けしたいと思います。

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・台風の語源

語源は以下の4つがありますが、有力なのは1番と2番とされています。テュポンと言えばファイナルファンタジー6に出てくるオルトロスの師匠、テュポーン大先生がメジャーな存在かと思います。(メジャーでもない?)

はないきで吹っ飛ばすという最強の業の持ち主は、実はギリシア神話で出てくる神だったのです。そりゃ強いわけですね。神相手にケンカ売ってるのですから大したもんです。

1.ギリシア神話に登場する恐ろしく巨大な怪物テュポン (τυφων, Typhon) に由来する「typhoon」から「颱風(ぐふう)」となった。

2.ペルシア語で、嵐を意味する「tufan」が東洋に伝わり、「颱風」となった。また、英語では「typhoon」(タイフーン)となった。

3.中国広東省で、激しい風のことを台风(Táifēng、タイフン)といい、その後、西洋に伝わり、ギリシア神話のテュポンの影響でギリシャ式の”typhoon”というつづりで書かれるようになり、東洋に逆輸入され「颱風」となった。

4.沖縄(当時は琉球)でつくられた言葉とする説:久米村の気象学者蔡温の造語であるといわれる。(Wikipediaより引用)

・台風の名前

台風には名前がつけられているのはご存知かと思います。日本では毎年1号、2号・・・と呼ばれていますが、実際にはそれぞれ名前がつけられています。

平成12年に発生した1号(ダムレイ)からはじまり、順に140個の名前が設定されています。台風の発生数の年平均が25.6個であることからおよそ5年で名前は一周することになります。

命名は14の国と地域が10個ずつ名前を出しあい計140個となっています。14の国とは、カンボジア、中国、北朝鮮、香港、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、韓国、タイ、アメリカ、ベトナムです。

だいたいの国が動物の名前や人の名前、花の名前だったりするのですが、変わっているのが日本フィリピン。日本は星座で攻め、フィリピンは動詞や形容詞で攻めています。抜粋しましたので以下をご覧ください。

→140全ての名前が知りたい方はこちら(気象庁)

■日本(気象庁より抜粋)

No. 命名した国と地域 呼名 片仮名読み 意味
5 日本 Tembin テンビン てんびん座
19 日本 Yagi ヤギ やぎ座
33 日本 Usagi ウサギ うさぎ座
47 日本 Kajiki カジキ かじき座
61 日本 Kammuri カンムリ かんむり座
75 日本 Kujira クジラ くじら座
89 日本 Koppu コップ コップ座
103 日本 Kompasu コンパス コンパス座
117 日本 Tokage トカゲ とかげ座
131 日本 Hato ハト はと座

 

■フィリピン(気象庁より抜粋)

No. 命名した国と地域 呼名 片仮名読み 意味
10 フィリピン Maliksi マリクシ 速い
24 フィリピン Cimaron シマロン 野生の牛
38 フィリピン Danas ダナス 経験すること
52 フィリピン Hagibis ハギビス すばやい
66 フィリピン Hagupit ハグピート むち打つこと
80 フィリピン Molave モラヴェ 木の名前
94 フィリピン Lupit ルピート  冷酷な
108 フィリピン Malakas マラカス 強い
122 フィリピン Talas タラス 鋭さ
136 フィリピン Talim タリム 鋭い刃先

どうですか?日本は見事に星座で攻めてますよね。そしてフィリピンだけ、速いとか強いといった動詞や形容詞を使っています。国によって命名がバラバラなところもあるので、命名に苦戦した様子が伺えます。そう考えると日本は星座オンリーなので、あまり熟慮した様子はないともとれますね。

ちなみに名前は甚大な被害をもたらした場合などには、台風委員会加盟国より永久欠名することがあります。

2016年の今現在は台風7号が通過中であり、名前はチャンスー(Chanthu, No.99, カンボジア)となります。以降、8号がディアンムー(Dianmu, No.100, 中国)、9号がミンドゥル(Mindulle, No.101, 北朝鮮)と続きます。

・日本の台風の強さ階級

・台風の強さ

日本(気象庁)では台風の強さをどう表現しているかご存知ですか?以下の4つで決められており、報道でもよく聞く表現だと思います。表現の仕方がいささか分かりづらいと思うのはわたしだけではないはず。。

1.台風
最大風速17.2m/s(34ノット)~32.6m/s(63ノット)

2.強い台風
最大風速32.7m/s(64ノット)~43.7m/s(84ノット)

3.非常に強い台風
最大風速43.8m/s(85ノット)~54.0m/s(104ノット)

4.猛烈な台風
最大風速54.1m/s(105ノット)以上

実は海外ではサファ・シンプソン・ハリケーン・スケールと呼ばれる別の表現があります。この表現は地震のマグニチュードにちなんで、カテゴリーという階級分けをしています。個人的にはこちらの方が規模感が伝わりやすいと思います。

・カテゴリー1(強い台風に値)
最大風速33m/s(64ノット)~42m/s(82ノット)

・カテゴリー2(非常に強い台風に値)
最大風速43m/s(83ノット)~49m/s(95ノット)

・カテゴリー3(非常に強い~猛烈な台風に値)
最大風速50m/s(96ノット)~58m/s(113ノット)

・カテゴリー4(猛烈な台風に値)
最大風速59m/(114ノット)~69m/s(135ノット)

・カテゴリー5(スーパー台風に値)
最大風速70m/s(136ノット)以上

→サファ・シンプソン・ハリケン・スケールの詳細はこちら(Wikipedia)

上記サイトにはカテゴリごとに予想される被害が記載されています。規模感がわかりやすいと書いた理由はそのためです。被害予測が書いてあると、どう気をつければいいのかが明確になります。

強い台風とかの表記にプラスして被害予測の記載もあれば、日本の表記でもいいとは思うのですが、調べた限りではありませんでした。サファ・シンプソン・ハリケーン・スケールの風速と見比べて判断すれば良いでしょう。JAXAに比較表がありました。

台風・ハリケーンの強さ比較(JAXA)

・台風の大きさ

強さとともに大きさにも表現があります。台風の大きさは風速15m/s以上の半径を基準にしています。報道では強さと大きさを同時に表す「大型で強い台風」のように表現されます。

1.大型(大きい)
半径が500km以上〜799km

2.超大型(非常に大きい)
半径が800km以上

・日本の台風による被害

今までの台風の被害は以下気象庁のサイトにまとめられています。近年では家屋の強度が上がっていることなどから被害は少なくなっています。被害が大きいのはいずれも9月に来襲する台風で、気象庁では以下のように原因が書かれています。

9月は8月に次いで上陸数、接近数が多いうえに、この頃には日本列島付近に秋雨前線があり、台風の東側をまわって前線に流れ込む湿った空気が前線の活動を活発化させて大雨を降らせる場合があることも関係しています。 (気象庁より引用)

日本に大きな被害を与えた台風(気象庁)

被害が大きかった台風については、台風そのものの影響だけではないということですね。台風に伴う豪雨により河川の氾濫や洪水、高潮などの二次災害が発生し、甚大な被害が引き起こされたといえます。

上記サイトより、日本で一番被害が大きかった台風は伊勢湾台風(昭和34年 台風15号)です。最大風速75m/s、最低気圧が895hpaのカテゴリー5に該当する台風です。

・まとめ

子供の頃は学校が休みになるかもと台風の進路をウキウキして見る時もありましたが、そんな気持ちは即捨てたほうが良いですね。のんきにしていると、あっという間に自然は想像を超えてきます。

伊勢湾台風を例にあげると、あらかじめ直撃するという予想はついていたそうです。ただ、それに対する準備をしたかどうかで被害は天と地の差がでました。人間の最大の武器である知恵によって、被害を抑えることができるのです。

身近のところで言うと山登りもそうですが、自然に対するときは石橋を叩いて叩いて叩き割るぐらい用心していくことに越したことはありません。

以上、「知ってた?日本は台風の呼び方でカテゴリー別の階級を表している」の記事でした。

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