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映画「SING/シング」を鑑賞。洋楽好きにはたまらん。そして泣ける。

2017年3月17日公開の映画「SING/シング」を観てきました。

ストーリーは落ちて這い上がるというよくあるものですが、キャラクターのリアルさについつい感情移入してしまいます。

怒涛のごとく洋楽が流れるので、洋楽好きはもちろん、シンプルな内容ゆえに涙してしまう場面もあります。直球なんですよね。

それではざっくりとしたネタバレをどうぞ。

・SING/シングの予告動画

・SING/シングの内容(ネタバレ含む)

昔のスターであるナナ・ヌードルマン(ヒツジ:ジェニファー・ソーンダース)が、とある劇場で歌っているところからはじまります。

そして、主人公であるバスター・ムーン(コアラ:マシュー・マコノヒー)が念願の劇場を持ち、テレビ中継の映像が流れますが、現実はそう甘くはありませんでした。

彼が手がけるエンターテイメントはことごとく失敗に終わっていたのです。

ムーンの父が、洗車屋でひたすら汗水たらして働いて貯めたお金で建てた劇場なので、このままでは終われません。

そこでムーンは友人のエディ(ヒツジ:ジョン・C・ライリー)に相談し、次は歌のオーディションを仕掛けることにしました。この時、高級料理店的なところで水で粘り、持参のサンドイッチを食べるという暴挙にでるも、案の定つまみ出されます。

エディは金持ちなので普通に食べれそうな気がしますが、メニューを見て高すぎるの一言。エディは何に関してもやる気がないのです。

ムーンはやる気に満ちており、オーディション用のチラシをミス・クローリー(カメレオン:ガース・ジェニングス)に作らせるも、賞金の桁を間違えて印刷し(本当は1,000ドルのところ100,000ドル)、それが風に乗って配られてしまいます。

この時点ではムーンは気づいておらず、オーディションの日を待ちわびます。

オーディション当日、予想を遥かに超える長蛇の列が劇場の前にできました。それもそのはず、大多数の人(人じゃないけど人)が100,000ドルを目当てにきています。

オーディションは一組ずつ行なわれ、怒涛の洋楽ラッシュが始まります。CMで何度も観たことがある場面ですね。なんど見てもグンター(ブタ:ニック・クロール)のバッドロマンスは笑ってしまいます。

そしてオーディションのレベルが高いこと、高いこと。どれも採用レベルじゃないの?と思うほどの歌唱力を備えています。

オーディションの結果、アッシュ(ヤマアラシ:スカーレット・ヨハンソン)、ジョニー(ゴリラ:タロン・エガートン)、グンター、マイク(ネズミ:セス・マクファーレン)、ロジータ(ブタ:リース・ウィザースプーン)が選ばれます。ついでに裏方としてミーナ(ゾウ:トリー・ケリー)も。

練習は順調に見えましたが、みんなそれぞれに問題を抱えていました。アッシュは相方のランス(ヤマアラシ:ベック・ベネット)との関係に、ジョニーは稼業の強盗団(父)に、グンターは問題なし、マイクは己のプライドに、ロジータは家庭に、ミーナとムーンは己の自身のなさに。

問題はもう一つありました。賞金のお金です。ムーンは金なんてなんとかなるさという考えですが、そうそう上手くいきません。金策尽きたところで、エディの祖母であるナナを当てにします。

何とかナナを説得してリハーサルを見てもらうも、用意した水槽が大破して水浸しに。水浸しだけでなく、水量がとんでもなく劇場自体が崩壊してしまいます。

崩壊した劇場を見てたたずむ演者たち。一番ショックが大きいのはムーンです。せっかくお父さんが生涯を掛けて建ててくれた劇場なのに。言葉になりません。土地は銀行に押さえられてしまいます。

一行は解散し、ムーンはしばらくエディの家でやっかいになります。そこへ演者たちがぞろぞろと押しかけます。演者たちはまだ諦めていません。ムーンだけが諦めています。そう、諦めた時点で試合終了です。

ムーンはかつて自分が言ったセリフをミーナから聞かされます。案ずるより産むが易しと。もとい、恐怖は一歩進めば怖くないと。

ぐだぐだ悩んでばかりいては何も起こりません。行動を起こさねば恐怖にかつことも、というか恐怖と闘うリングにすら上がっていないのです。

そう思ったムーンはお金を貯めるために洗車屋をはじめます。エディもムーンの心意気にのっかり、洗車屋を手伝います。洗車は道具を使うのではなく、自らの毛を使うのがユニークですね。

コアラの毛で洗車、ヒツジの毛で拭き取りを担当します。

そんな中、ふとムーンが誰かの歌声に気付きます。ミーナです。崩れた劇場で歌っていたのです。それを聴いたムーンは崩壊劇場でのコンサートを思いつきます。

ムーンはみんなを招集し、なんとかコンサートができるよう屋外特設ステージを作ります。

いざコンサート当日、観客席には親類しかいません。しかし、テレビ中継されています。住民の誰もが見れる状態ではありました。中継であざ笑おうと思ったのでしょうか。まぁメディアは視聴率さえ取れれば何でもいいんでしょうけど。

コンサートがはじまると、中継と各々の実力の高さにより次々と観客が集まってきます。一組ずつ歌うのですが、それぞれの気持ちが詰まっており、歌詞と相まって泣きそうになります(第四の壁を超えてくる)。

特にジョニーのパートはどこからか湧き出た水で前が見えなくなります。

トリを務めるのはミーナです。今まで人前で歌ったことがないためガチガチに緊張していますが、一声出せばこちらのもの。抜群の歌唱力で観衆を引き込みます。

野外コンサートは大成功に終わり、そこにはナナの姿もありました。ナナは拍手しており、ムーンも認められたのだと嬉しく思います。

後日、ナナが銀行に押さえられた土地を買い付け、ムーンや演者たちのためにシアターを建て直します。

新生ムーンシアターが誕生し、めでたしめでたし。続編に続く?

・SING/シングのサウンドトラック

映画公開前の3月15日に発売していました(全米公開は2016年12月21日だからそりゃそうか)。日本版のサウンドトラックには、吹き替え版の曲も数曲収録されています。

字幕版を見るに越したことはありませんが、吹き替え版も思ったより悪くないのかな?サントラ収録曲はいい感じです。

以下のAmazonやら、ユニバーサルで試聴できますので聴いてみてください。

・まとめ

何も考える事なく見れる映画です。リアル思考の方や映画に対してどうこう評価する方には向きません。

ジャンルがエナジームービーとありますが、確かにと納得しました。落ちるとこまで落ちたら後は上がるだけという単純なことですが、落ちて這い上がるのは並大抵ではありません。加速するまでが大変なのです。

結局は、諦めずに最後まで努力したものが勝つ世の中になっているのだと痛感させられます。ほんとこれにつきますね。エナジーをもらって明日から頑張りましょう(本当は今すぐ)。

ちなみに続編は、2020年12月25日全米公開予定となっています。

以上、「映画「SING/シング」を鑑賞。洋楽好きにはたまらん。そして泣ける。」の記事でした。

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