雑記

ヘルプマークの認知度が低い!普及によりマクハラをなくそう

みなさん、ヘルプマークをご存知でしょうか。

2012年10月から東京都営地下鉄の大江戸線で開始されたマークとなります。既に開始から3年半は経ちますが、恥ずかしながら大江戸線に乗っても今まで気づいていませんでした。

マークの意味や配置場所について調べてみました。

・ヘルプマークとは何か

マタニティマークや松葉杖を付いている方であれば、誰が見ても援助が必要だと認識しますが、それ以外に外から見えない障害をもった人たちが大勢います。

そのような方たちこそ優先して座っていただきたいのですが、おそらく回りからみても分からないため、非常に言いづらいのではないでしょうか。

おかしな話ですが、今の環境的に言うのも勇気がいると思います。優先席に座っていても、健全者じゃないのかと後ろ指をさされるストレスもあるのではないでしょうか。

そこで登場したのがこの「ヘルプマーク」です。


東京都福祉保健局 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp

2011年の都議会にて、自民党の山加朱美都議が提案したことが作成のきっかけとなります。

・対象者は

義足や人工関節、内臓疾患や難病、妊娠初期などの、外見からは分からないけど障害を持っている方が対象となります。

明確に身体基準を設けているわけではないので、特にこれといった提示は必要なく受け取ることが可能です。

・配布場所はどこか

以下東京都福祉保健局より配布場所が出ています。最寄りの各駅の係員にお申し付けください。

都営地下鉄各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、新宿線新宿駅を除く)駅務室、都営バス各営業所、荒川電車営業所、日暮里・舎人ライナー(日暮里駅、西日暮里駅)駅務室、ゆりかもめ(新橋駅、豊洲駅)駅務室、多摩モノレール(多摩センター駅、中央大学・明星大学駅、高幡不動駅、立川南駅、立川北駅、玉川上水駅、上北台駅)駅務室(一部時間帯を除く)、東京都心身障害者福祉センター(多摩支所を含む)等

2016年4月1日から、東京だけでなく京都でも配布が開始されました。

配布場所:京都府庁、各広域振興局、家庭支援総合センター、精神保健福祉総合センター、難病相談支援センター、京都ジョブパーク、北京都ジョブパーク等

さらに、2016年度以降青森県、徳島県、札幌市の自治体で導入が決定されています。

・もっとPRすべき

ヘルプマークを認知していない人が大勢いる中では効力がありません。普及をさらに加速し、ラジオ体操レベルの誰でも知っているものにしなければ中々効力は得られないでしょう。

実際にヘルプマークを持っている方が席を譲れと言われた例もあるようです。

以下のフェイスブックページにて普及プロジェクトがありますので、一人でも多くの方に認知してもらえるよう普及に貢献しましょう。

・まとめ

今までどれだけ配布しているかというと、2016年3月末時点で11万5,000個配布しているようです。東京都民の数が1,350万人ほどですので、単純計算で100人に1人もっていることになります。

配布の数自体は徐々に増えつつあるといえます。

あとこれはあまり言いたくないことなのですが、マタニティマーク然り、こういったマークを自分の私利私欲のために使う方がいます。

そういう方がいるから、マークを付けている方に対してのハラスメント(マクハラとでも言いましょうか)がたまに起きてしまいます。

私からすればどちらもあり得ないことですが、同じ人間として情けないという感情しかわきません。この文章から、積極的に支援に回れる方が増えることを祈ります。

以上、「ヘルプマークの認知度が低い!普及によりマクハラをなくそう」の記事でした。

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